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HACCPとは、食品等事業者自らが食中毒菌汚染や異物混入等の危害要因(ハザード)を把握した上で、食品を取り扱う全工程の中で、それらの危害要因を除去又は低減させるために特に重要な工程を管理し、製品の安全性を確保しようする、国際的に認められた衛生管理の手法です。
食品衛生法の改正により、令和3年6月1日から原則としてすべての食品等事業者が、その規模や形態等に応じて、次のいずれかの取組みが求められることとなりました。
法改正により、多くの食品等事業者は「HACCPの考え方を取り入れた衛生管理」の実施が義務化されました。
現在、実施が遅れている場合、これから何をしていけばいいのかを次の通り解説していきます。
便利な資料へのリンクも掲載していますので、ご活用ください。
振り返り
定期的(1か月など)な記録の確認などを行い、クレームや衛生上、気がついたことなどを振り返ります。同じような問題が発生している場合には、同一の原因が考えられますので対応を検討しましょう。
「HACCPの考え方を取り入れた衛生管理法」をゼロから始めるのは難しいと感じる方が多いと思います。
そこで、事業者の負担軽減を図るため、手引書を作成しました。ご活用ください。
HACCPの考え方を取り入れた衛生管理 [PDFファイル/959KB]
※厚生労働省ホームページでは、食品等事業者団体が作成した手引書を掲載しています。
より詳しい情報が得られますのでご活用ください。
→ 「厚生労働省ホームページ 食品等事業者団体が作成した業種別手引書<外部リンク>」
食品衛生法の改正にともない、監視項目を見直した新しい食品衛生監視票の運用が始まりました。
食品衛生監視票で確認する項目の中でも、HACCPに沿った衛生管理の計画や実施状況が大きく点数に影響を与えます。
食品衛生監視票の作成にあたり、どのような部分が監視・指導等の対象となるのか、下記のファイルをご覧ください。
別添3監視票(評価の考え方) [PDFファイル/130KB]
HACCPの認証や支援制度についてなど、御確認ください。
いばらきハサップ認証制度について<外部リンク> (※民間の認証機関によるHACCPシステムに係る認定等を受けた者であって、HACCPシステムによる自主衛生管理を概ね3年以上継続して実施している等が必要です。)
農林水産省の事業者支援(HACCP関連情報あり)<外部リンク>