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水道

ページID:[[open_page_id]] 更新日:2023年2月20日更新 印刷ページ表示

市内で使われる水道の水のほとんどは、那珂川(なかがわ)からくみ上げたものです。この水はこのままでは飲むことができません。
浄水場(じょうすいじょう)で水の汚(よご)れなどを取り、消毒(しょうどく)をしてみなさんが安心して飲める水にしています。
市内のほとんどの道路(どうろ)には水道管(すいどうかん)がうめられていて、水道水はこの水道管をとおって、みなさんの家庭(かてい)や学校、病院(びょういん)などに届(とど)けられています。

水道水ができるまで

水道水(すいどうすい)ができるまでの画像1

水道水に関する用語
1 取水塔(しゅすいとう) 那珂川の水をポンプでくみ上げ、ダム導水(どうすい)ポンプ場へ送ります。
2 ダム導水(どうすい)ポンプ場 取水塔から送られてきた水を、ポンプを使って楮川(こうぞがわ)ダムへ送ります。
3 楮川(こうぞがわ)取水塔 ダムの水をポンプでくみ上げ、楮川浄水場(じょうすいじょう)の着水井(ちゃくすいせい)へ送ります。
4 着水井(ちゃくすいせい) ダムからくみ上げた水の量(りょう)をはかったり、水の流れを安定させたりします。
5 沈(ちん)でん池(ち) 取り入れた水の中のゴミやにごりを沈(しず)め、取りのぞきます。
6 ろ過池(ろかち) 沈でん池を通過(つうか)した水を、砂(すな)や砂利(じゃり)の層(そう)を使ってさらにきれいに「ろ過」します。
7 滅菌設備(めっきんせつび) 「ろ過」した水に塩素(えんそ)を入れて消毒し、安全な飲み水にします。
8 送水(そうすい)ポンプ室 きれいになった飲み水をポンプで配水池(はいすいち)へ送ります。
9 配水池(はいすいち) 飲み水をたくわえておき、自然(しぜん)の圧力(あつりょく)により市内へ送ります。

水源(すいげん)について考えよう

水道の水の出発点を「水源」といいます。水戸市の水源は水戸の北部を流れる那珂川です。その那珂川のはじまりは、茨城県(いばらきけん)のとなり、栃木県那須郡(とちぎけんなすぐん)の那須岳(なすだけ)にあります。
山に降(ふ)った雨が地面にしみこみ、そのしみこんだ水が集まって、やがて小さな川となります。はじめは細く小さな川だったものが、だんだんと流れる水の量が増(ふ)えて、大きな川になっていきます。
水はわたしたちのところに来るまでに、長い長い旅(たび)をしてきているのです。

那珂川・水の旅

那珂川(なかがわ)・水の旅の画像1

那珂川は、那須岳を出発し那須平原(なすへいげん)に出たあと、茂木町(もてぎまち)から茨城県境(いばらきけんざかい)をこえ、常陸大宮市(ひたちおおみやし)にいたります。
その後、緒川(おがわ)、藤井川(ふじいがわ)と合流して水戸へ流れ、さらに桜川(さくらがわ)と合流(ごうりゅう)します。
河口(かこう)付近(ふきん)では涸沼川(ひぬまがわ)と合流し、最後(さいご)は太平洋へと注(そそ)ぐ、150キロメートルの美しく豊(ゆた)かな川です。

水源を守ろう

将来(しょうらい)も変(か)わらずおいしい水を飲むためには、このきれいな水源をわたしたちが守っていかなければなりません。
水と緑を守るために、ごみを捨(す)てたり、汚れた水を流したりしないように気をつけましょう。

どうしてダムが必要(ひつよう)なの?

どうしてダムが必要(ひつよう)なの?の画像

わたしたちの生活には、いつもたくさんの水が必要です。
川の水の量は季節(きせつ)や天候(てんこう)によって、たえず変化(へんか)しています。
ダムをつくり、水をたくわえておけば、必要なときにいつでも農業(のうぎょう)や水道などのために水を使うことができます。また、水を利用して電気(でんき)をつくる水力発電(すいりょくはつでん)や、川の流れを調節(ちょうせつ)する目的(もくてき)でもつくられています。
※楮川ダムは水道専用(せんよう)のダムです。

水道水はとっても安心

水道水は、国が定(さだ)めた51項目(こうもく)もある水質(すいしつ)基準(きじゅん)を毎日チェックしています。
また、東日本大震災(ひがしにほんだいしんさい)以降(いこう)、放射性物質(ほうしゃせいぶっしつ)がふくまれていないか、検査(けんさ)もしているので、とても安心です。

じゃ口をひねって水を飲もう!

水を飲むと健康(けんこう)にいい

水は生きていくには欠(か)かせないものです。水(みず)を飲(の)むと健康(けんこう)にいい!?の画像
だけど、運動のあとはもちろん、じつはお風呂(ふろ)の間や寝(ね)ている間にも、人はたくさん汗(あせ)をかいて水分(すいぶん)をうしなっています。
このようなときに、十分に水分補給(ほきゅう)をしないと、脱水症状(だっすいしょうじょう)や熱中症(ねっちゅうしょう)などを引き起こしてしまいます。
これを防(ふせ)ぐには、こまめな水分補給が大事です。
起きたあと、運動をしたあと、お風呂の前後、寝る前、そしてのどがかわいてからではなく、かわく前に、水を飲む習慣(しゅうかん)をつけましょう。

おうちで水道水をおいしくのむコツ

【その1】冷(ひ)やして飲もう
冷蔵庫(れいぞうこ)や氷で冷やして20度以下(いか)にすると、とってもおいしくなります。

【その2】くみおきしよう
塩素のにおいが気になるという人は、容器(ようき)にうつして一晩(ひとばん)くみおきしよう。塩素が消えてにおいもなくなります。
※塩素は消毒する効果(こうか)があります。塩素をとばした後はすみやかに飲みましょう。

参考(さんこう):公益社団法人日本水道協会(こうえきしゃだんほうじんにほんすいどうきょうかい)「こども水道新聞 創刊号(そうかんごう)」より抜粋(ばっすい)

ミニ浄水場をつくってみよう!

用意するもの:ペットボトル・コップ・どろ水・かれ葉・砂・炭(すみ)・小石

ミニ浄水場(じょうすいじょう)を作ってみよう!の画像

ふたをしたペットボトルに、下から小石→炭→砂→かれ葉の順に入れて、ふたにあなをあけます。
準備(じゅんび)ができたら上からどろ水を入れます。
コップの中にどんな水がたまるかかんさつしてみましょう。(きれいにならないときはくりかえしてください。)

※この水は飲まないでください。

災害(さいがい)に備(そな)える

水戸市では、突然(とつぜん)の災害が起こったときでも、生活に欠かせない水を届けることができるように、いろいろな準備をしています。
水をつくる施設(しせつ)を大きな地震(じしん)でもたえられるように補強(ほきょう)したり、地震に強い水道管にとりかえる工事をしたりしています。
そのほか、水道が使えないとき、たくわえられた水を配る給水拠点(きょてん)を整備(せいび)し、いざというときのために備えています。

受水槽(じゅすいそう)

市内の小学校でも、いざというときに受水槽というタンクから、たくわえた水を利用(りよう)できるようになっています。どこにあるのか先生に聞いてみてください。
ふだん学校にいるとき、みなさんがいつでも水道を使えるように受水槽には水がたくわえられています。
ここから電気を使って、ろうかや体育館のじゃ口までポンプで水を送り出しています。
停電(ていでん)などで水を送り出せなくなったら、受水槽に組み立て式のじゃ口をつないで、直接(ちょくせつ)水をくむことができます。

受水槽(じゅすいそう)の画像1

受水槽(じゅすいそう)の画像2