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ごみを減らし、資源を大切にするために、大事な3つの言葉があります。
大事な順番(じゅんばん)にならべると、リデュース(Reduce)、リユース(Reuse)、リサイクル(Recycle)です。
英語(えいご)で書くと文字の先頭(せんとう)がみんな「R」なので、3Rとよんでいます。
リデュースとは、できるだけごみの量(りょう)を少なくすることです。
ごみが出なければ、リユース、リサイクルする必要(ひつよう)がなくなるので、できるだけ「もの」が「ごみ」になることをおさえるリデュースが一番大切です。
【すぐにできるリデュース】
リユースとは一度使ったものをごみにしないで何度も使うことです。
リユースすることで、「燃(も)やす」、「リサイクルする」などのごみを処理(しょり)する量を減らすことができます。
【すぐにできるリユース】
リサイクルとは使い終わったものをもう一度資源にもどし製品をつくることです。
使い終わったものを資源物(しげんぶつ)として分別(ぶんべつ)すると、ごみを燃やす量を減らすことができます。
【すぐにできるリサイクル】
食品ロスとは、まだ食べられるのに捨てられてしまう食べ物のことです。
日本では食べ残しなどで1年間に約522万トンの食べ物が捨てられています。これは、毎日1人あたりお茶碗(ちゃわん)1杯分の食べ物が捨てられていることになります。
捨てられてしまった食べ物はごみになるので、食品ロスを減らすことで、ごみを減らすことにもつながります。
【食品ロスを減らすためにできること】
「賞味期限」:おいしく食べられる期限。いたみにくい食べ物についています。
→期限をすぎてもすぐに食べられなくなるわけではありません。
「消費期限」:安全に食べられる期限。いたみやすい食べ物についています。
→期限をすぎたら食べないようにしてください。
※きずなBOX:食品を必要としている人や施設などに提供(ていきょう)するため、だれでも寄付することができる食品の受け取り箱。
水戸市には、市役所や市民センターなど、52か所に設置(せっち)されています。
水戸市のごみと資源物の分け方・出し方は、5種16分別になっています。
種類(しゅるい)ごとに分けて出されたごみと資源物は、清掃工場(せいそうこうじょう)えこみっとに運ばれます。えこみっとでは、ごみを燃やしたり、資源物をさらに細かく分けています。えこみっとで分けた資源物は、リサイクルをする会社に渡していろいろなものにリサイクルされています。
清掃工場えこみっとは、ごみ焼却施設(しょうきゃくしせつ)とリサイクルセンターからできています。
ごみ焼却施設は、みんなの家から出たごみを安全に燃やす施設です。ごみを燃やした時に出る蒸気(じょうき)を利用して電気(でんき)をつくっています。
リサイクルセンターは、みんなの家から出た燃えないごみや資源物を処理する施設です。処理された資源物は再生品(さいせいひん)となってみんなのもとにかえってきます。
約47,865平方メートル
ごみを燃やすときにはガスが発生しますが、えこみっとではガスの中に含まれる有害なものをとりのぞいて外に出さないようにしています。えこみっとは環境(かんきょう)にやさしいのです。
ごみを燃やすときに発生する蒸気で電気をつくっています。つくられた電気はえこみっとなどで使っています。えこみっとはエネルギーを有効活用(ゆうこうかつよう)しているのです。
ごみを燃やしたり、資源物を処理しているところを見学できます。また、環境について学ぶことができる展示(てんじ)スペースなどがあります。