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まだ食べられるのにもかかわらず、廃棄されてしまうもの、いわゆる「食品ロス」をご存じですか?
食品ロスは、食品メーカーや卸・小売店などの食品関連事業者や、飲食店、家庭など、食に含まれる様々な場面で発生しています。
日本では、令和4年度の1年間で約472万トンの食品ロスが発生していると推計されており、これは、国民1人1日当たり、おおよそご飯茶碗約1杯分に相当する量です。
また、約472万トンのうち、約236万トンが家庭から発生しており、食品ロスの削減は、今や日本のみならず、世界規模の課題となっています。
市では、食品ロス削減の取組をより一層充実させ、持続可能な社会の実現を目指すため、「水戸市食品ロス削減推進計画」を策定しました。
市民や事業者とともに、「もったいない」を意識し、食品ロス削減に向けた各種取組を進めることとし、「食を大切にする豊かな心を未来へつなぐまち 水戸~「もったいない」を合言葉に~」を目指す姿に掲げ、食品ロス削減を積極的に推進します。
「水戸市食品ロス削減推進計画」の詳細についてはこちらをご覧ください
国の統計によると、家庭系の生ごみのうち、食品ロスが約4割を占めており、そのうちの約8割が食べ残しや直接廃棄された食品です。
食品ロス削減に向け、家庭でできる取組がたくさんあります。次の項目を参考に実践していきましょう。
毎月30日、10日に冷蔵庫を空にする運動のことです。
定期的に冷蔵庫などをチェックして、残っている食材や、日持ちのしない食材を活用した献立を考えてみましょう。
3つの10秒チェックを行うことで、家庭における食品ロスを減らす運動のことです。
食品には、安全においしく食べられる期間があり、「消費期限」と「賞味期限」のどちらかが記載されています。
消費期限・・・安全に食べられる期限
賞味期限・・・おいしく食べられる期限
買い物に行く前、料理をする前等には、必ず期限表示をチェックするようにしましょう!
必要な分だけ買い、使いきり・食べきるようにすれば、食品ロスを減らすことにつながります。
「消費期限と賞味期限」の詳細についてはこちらをご覧ください
食材は、先に購入したもの、消費期限の近いものから使っていきましょう。食材に合った適切な方法で保存することも、おいしく食べきるためのコツです。食べきれない量がある場合は、冷凍や下ゆでをするなどして、長持ちさせましょう。冷蔵庫内の配置を工夫して在庫を見やすくすることも、食品ロスを減らすことにつながります。
「無駄にしない!食材の上手な保存方法」の詳細についてはこちらをご覧ください
食べきれる量を作り、残さず食べるようにしましょう。
万が一料理が余った時は、お好み焼きやスープにするなどしておいしく食べきりましょう。
以下URLでリメイクレシピや使いきりレシピなどを紹介しています。
クックパッド「消費者庁のキッチン」<外部リンク>
今日では台風や地震のほか、感染症など、様々な災害があります。災害時に備えて保管している備蓄食品は、いざという時に期限が切れてしまうことがないように、定期的に賞味期限を確認ししましょう。また、普段食べている食品は「ローリングストック(※)」による管理を行うことで、災害時の備えにも食品ロスを減らすことにもつながります。
※普段か少し多めに食品を買い置きしておき、賞味期限を考えて古いものから消費し、消費した分を買い足すことで、常に一定量の食品が家庭で備蓄されている状態を保つための方法。
食品ロスにしない備蓄のすすめ(消費者庁作成) [PDFファイル/548KB]
NPO法人フードバンク茨城は、企業や多くの市民から食品の寄付を受け、それらの食品を必要としている施設、団体や社会福祉協議会などに届ける活動を行っており、市民が気軽に食品を寄付できるよう「きずなBOX」を設置しています。
食品ロスダイアリーとは、家庭で発生した食品ロスの量や発生理由を日記形式で記録するものです。
家庭における食品ロスを見える化することができ、食品ロスを減らすことにつながりますので、是非ご活用ください。
「7日でチャレンジ!食品ロスダイアリー」の詳細についてはこちらをご覧ください
宴会等の30・10運動とは、食べ残しを減らすための運動で、「乾杯後の30分間は席を立たずに料理を楽しみましょう」、「宴会終了前の10分間は再度席について料理を楽しみましょう」と呼びかけを行うものです。
宴会・会食時には、約7皿につき1皿相当が食べ残されているとする調査結果もあることから、職場や友人との宴会などで、積極的に30・10運動を実施しましょう。
宴会・会食の幹事の皆さんはお店を選ぶときに、事前に好みや食べられる量を伝え、食事の量を調節できるかお店の人と相談しましょう。
宴会・会食に参加される皆さんは、料理がたくさん残ってるテーブルがあったら、他のテーブルに分けたり、大皿の料理は小分けにして食べやすくするよう心がけましょう。
市では、外食または食品販売における食品ロスの削減を促進するとともに、その取組を広く市民や事業者に周知し、食品ロス削減に向けた意識啓発を図るため、食品ロス削減に向けた取組を実践する市内の飲食店、宿泊施設、食品販売店などを「みと食べきり運動協力店」として登録しています。
食品ロスの削減に向けて各種取組を行っているお店ですので、是非利用してください。
みと食べきり運動協力店の一覧・協力店への登録についてはこちらをご覧ください
日本から発生する食品ロスのうち、約半分が食品小売業や飲食店等から出る「事業系食品ロス」であると言われています。
事業者のみなさんに向けて、食品ロスを削減するための取組について以下のページで紹介しています。
「事業者のみなさんができること」の詳細についてはこちらをご覧ください
全国おいしい食べきり運動ネットワーク協議会とは、食べきり運動の普及などに取り組む自治体間の情報ネットワークを形成し、日本全体の食品ロスの削減に繋げるため、平成28年8月に設立されました。(R4.12.14現在,439自治体が参加)
本市においても、本協議会に加入し、情報ネットワークを活用しながら、食品ロスの削減に向けた取組を進めていきます。
全国おいしい食べきり運動ネットワーク協議会<外部リンク>
茨城県は、令和3年7月に「いばらきフードロス削減プロジェクト」を立ち上げ、フードロス削減に取り組んでいます。
茨城県ホームページ<外部リンク>
「ごみマガ!」第5号(みんなで減らそう!食品ロス)[PDFファイル/1.21MB]
「ごみマガ!」第10号(「もったいない」を大切に!STOP!!食品ロス!パート2)[PDFファイル/1.16MB]
「ごみマガ!」第14号(今こそ実践!「もったいない」をみんなで減らそう!食品ロス!)[PDFファイル/1.12MB]
「ごみマガ!」第16号(食材使いきりレシピ活用術!)[PDFファイル/1.22MB]
「ごみマガ!」第17号(家庭で食品ロス削減!「もったいない」をもっと身近に!)[PDFファイル/1.43MB]
「ごみマガ!」第27号(食品ロスを減らそう!家庭でできる取組3選) [PDFファイル/2.19MB]
「ごみマガ!」第29号(食品ロス削減推進計画ができました!) [PDFファイル/2.18MB]
平成29年広報みと10月1日特集号(「もったいない」を、大切に)[PDFファイル/760KB]
平成30年広報みと12月1日特集号(「もったいない」をもっと身近に)[PDFファイル/1.06MB]
令和元年広報みと10月1日特集号(おいしくムダなく食べきろう)[PDFファイル/9.42MB]
令和2年広報みと10月1日特集号(食品ロスを減らすために「できること」)[PDFファイル/2.81MB]
平成30年3月啓発チラシ(おいしく食べて、みんなで減らそう食品ロス)[PDFファイル/666KB]
平成30年8月啓発チラシ(食品ロスを減らしましょう!)[PDFファイル/413KB]