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本来食べることができるにもかかわらず廃棄されている食品、いわゆる「食品ロス」は食品メーカーや卸・小売店、飲食店、家庭など、食に関わる様々な場面で発生しています。食品ロスの削減については、SDGsの「目標12 つくる責任 つかう責任」で、重要な柱の一つとして位置付けられるなど、世界的にも大きな課題となっており、その対応が求められています。
本市では2018(平成30)年に「水戸市食品ロス削減に関する行動指針」を策定し、計画的な食品ロス削減に向け、各種施策を市民、事業者とともに積極的に進めてきました。
今後、食品ロス削減の取組をより一層充実させ、持続可能な社会の実現を目指すため、「水戸市食品ロス削減推進計画」を策定しました。
本市は、市民や事業者とともに、「もったいない」を意識し、食品ロス削減に向けた各種取組を進めるため、「食を大切にする豊かな心を未来へつなぐまち 水戸~「もったいない」を合言葉に~」を目指す姿に掲げ、食品ロス削減を積極的に推進します。
◎ 計画期間:2024(令和6)年度~2033(令和15)年度
食品ロスを削減するためには、市民一人一人や事業者の理解と協力、更には自主的行動が必要になります。
食品ロスの計画的な削減に向け、次の通り三つの基本方針を定め、各種施策を総合的に推進します。
食べ物を無駄にすることは「もったいない」ということを再認識するとともに、食品ロス削減の必要性を理解し、食品ロスを発生させない行動を実践できるよう、啓発活動及び教育による食品ロス削減意識の醸成に取り組みます。
1 食品ロス削減に向けた啓発・情報発信
2 食品ロスを正しく学ぶ機会の充実
食品を食べきることや食材を使いきることができるよう、食品ロスの発生を抑える環境づくりに取り組みます。
1 食べきり運動の推進
2 食材を無駄なく使いきる環境づくり
市民、事業者、行政の連携・協力のもと、未利用食品の活用とともに、販売、外食等で発生する食品ロスの削減を推進します。
1 未利用食品の有効活用の推進
2 食品関連事業者における取組の促進
2033(令和15)年度までに2021(令和3)年度比で食品ロス発生量を10パーセント以上削減
計画書は、以下からダウンロードできます。