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新型コロナウイルス感染症

ページID:0003782 更新日:2025年4月7日更新 印刷ページ表示

​新型コロナウイルス感染症とは

SARS-CoV-2と呼ばれるコロナウイルスに感染することで、発熱やのどの痛みなどの症状を引き起こす感染症です。

2020年1月30日にWHOにより国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)が宣言されましたが、2023年5月4日に解除されました。日本でも2023年5月8日に5類感染症に移行しました。

例年、夏と冬に感染者が増加する傾向が見られます。

感染経路

主な感染経路は、飛沫感染と接触感染です。

  • 飛沫感染:感染者がくしゃみや咳をすると、ウイルスを含んだ飛沫(しぶき)がまわりに飛び散り、他の人がその飛沫を口や鼻などから吸い込むことで感染します。
  • 接触感染:感染者がくしゃみや咳を押さえた手で周りの物に触れることで、物にウイルスがつきます。他の人がそれに触れることでウイルスが手に付着し、その手で口や鼻を触ることで粘膜から感染します。

感染経路の画像

症状​

主に、発熱、のどの痛み、咳、鼻水・鼻づまり、倦怠感、筋肉痛など全身の症状が出ます。1週間前後咳が長引くことがあり、強い倦怠感を訴える人が多いことが特徴です。

潜伏期間は1日から14日、多くは5日程度とされています。軽症の方は、発症後1週間以内に症状が軽快することが多いとされていますが、高齢者や基礎疾患のある方、一部の妊娠後期の方は重症化リスクが高く、重症化すると肺炎などを引き起こし、命にかかわる場合もあります。

重症化の要因となる基礎疾患には、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、慢性腎臓病、糖尿病、高血圧、心血管疾患、肥満等があり、喫煙も重症化の要因となります。

新型コロナウイルス感染症にかかったときは

症状が軽い場合は経過観察のみで自然に軽快することが多く、必要に応じて解熱剤などで症状を和らげる対症療法が行われます。重症化リスクの高い方については、中和抗体薬や抗ウイルス薬の投与を行い、重症化を予防することもあります。
重症化リスクの高い方や症状が重い方などは、かかりつけの医療機関やお近くの医療機関に相談しましょう。医療機関を受診するときは、事前に電話で医療機関に相談し、マスクの着用にご協力ください。

発症2日前から発症後7~10日間はウイルスを排出していると言われており、周りの方に感染させる可能性があります。
発症日(無症状の場合は、検体採取日)を0日として、発症後5日間は周りの方に感染させるリスクが高いため、外出を控え、自宅などで療養しましょう。5日目に症状が続いていた場合は、熱が下がり、のどの痛みなどの症状が軽快して24時間程度が経過するまでは、外出を控え様子を見ることが推奨されます。
また、発症後10日間が経過するまでは、マスクを着用したり、高齢者などの重症化リスクの高い方との接触は控えるなど、周りの方へうつさないよう配慮しましょう。
発症後5日間が経過する前にやむを得ず外出する場合でも、症状がないことを確認し、マスクの着用などを徹底してください。

療養するときは

  • 安静にして休養を取り、水分を十分に補給しましょう。
  • 中和抗体薬や抗ウイルス薬を処方された場合は、指示された通りに飲みきりましょう。症状がよくなったあとも、体の中に残ったウイルスを周りの方に感染させてしまうことがあります。
  • 人と接するときはマスクを着けましょう。
  • 可能な限り、他の人と過ごす部屋を分けましょう。
  • 高齢者や妊娠している方、基礎疾患のある方とは、できるだけ接触を避けましょう。
  • 部屋は1日数回窓を開けるなどして、換気しましょう。

発症後10日間を過ぎても咳やくしゃみなどの症状が続いている場合には、マスクの着用など咳エチケットを心がけましょう。

家族がかかったときは

  • 看護する人を決めましょう。
  • 感染している方が個室で休養できるようにしましょう。
  • 看護するときは、使い捨てのマスクを着用しましょう。
  • 看護した後は、マスクをはずし、石けんでよく手を洗いましょう。アルコール製剤を使用した手指消毒も効果があります。
  • 感染している方が使用したティッシュやマスク、看護の際に使用したマスクはビニール袋に入れ、しっかり口を縛って捨てましょう。
  • 感染している方や家族がよく触れる場所を清掃・消毒しましょう。
  • 感染している方が使用した食器や衣類は、通常の石けんや洗剤を使って、他の人のものと一緒に洗うことができます。

家族が新型コロナウイルスに感染したときのポイント お子さまが新型コロナウイルスに感染したときのポイント

療薬及び入院に係る公費負担の取扱いについて

新型コロナウイルス感染症の治療薬及び入院医療費については、5類感染症となってからも、急激な負担増を回避するため、一定の公費負担の対象とされてきましたが、令和6年3月31日で終了となりました。なお、令和6年4月以降は、一定の公費負担はなくなりますが、他の疾病と同様に高額療養費制度が適用され、所得に応じて一定額以上の負担が生じない取扱いとなります。

新型コロナウイルス感染症治療薬について

新型コロナウイルス感染症治療薬は令和5年10月以降、治療薬の種類にかかわらず最大9,000円でしたが、令和6年4月以降は下表のとおり、医療保険の自己負担割合に応じた通常の自己負担となりました。

<令和6年4月以降の新型コロナウイルス感染症治療薬に係る自己負担額の参考例>
種類 薬価 1割負担 2割負担 3割負担
ゾコーバ 約52,000円 約5,200円 約10,300円 約15,500円
ラゲブリオ 約9,4000円 約9,400円 約18,800円 約28,200円
パキロビット 約99,000円 約9,900円 約19,800円 約29,700円

※1治療分(5日分)の薬が処方される場合
​※上記の治療薬の金額のほか、外来の医療機関にかかった場合は検査料や医療費も必要になります。

参考

療養後も体調がすぐれないときは

新型コロナウイルス感染症にかかった後、ほとんどの方は時間経過とともに症状が改善しますが、一部の方で罹患後症状、いわゆる後遺症が見られることがあります。
療養期間終了後も体調がすぐれない場合は、「新型コロナウイルス感染症に関する罹患後症状(受診目安)チェックシート」などでご自身の症状や受診判断の目安をご確認いただき、かかりつけの医療機関や新型コロナウイルス感染症の診断を受けた医療機関に相談してください。

罹患後症状外来実施医療機関

茨城県では、呼吸器内科、耳鼻咽喉科、皮膚科、精神科、心療内科、神経科のいずれかの診療科を有し、かかりつけの医療機関等からの相談対応や患者の紹介による診療対応を実施する罹患後症状外来実施医療機関が設置されています。

罹患後症状外来実施医療機関での診療には紹介状が必要となる場合があります。新型コロナウイルス感染症の療養期間終了後も体調がすぐれない場合は、まずはかかりつけの医療機関や新型コロナウイルス感染症の診断を受けた医療機関を​受診いただきますようお願いいたします。

​罹患後症状外来実施医療機関については、下記の茨城県ホームページをご覧ください。

予防のポイント

日常の感染対策

換気や手洗い・手指消毒、咳エチケットといった基本的な感染対策を行いましょう。
基本的な感染対策については、下記のバナーからご確認ください。

基本的な感染対策について

感染症対策へのご協力をお願いします。感染症対策の基本は、「手洗い」や「マスクの着用を含む咳エチケット」です。

予防接種

水戸市では、高齢者などを対象とした新型コロナワクチン接種を実施します。​また、小児などを対象に、新型コロナワクチン接種費用の一部を助成します。
詳しくは、下記バナーからご確認ください。

高齢者新型コロナワクチン予防接種についてのページへリンク
小児新型コロナワクチン予防接種についてのページへリンク

医療機関の皆さまへ

感染症法では、五類感染症(定点把握対象)に定められており、定点医療機関は毎週患者数を報告することになっています。

参考

関連情報

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