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A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌感染症)に注意しましょう

ページID:0077280 更新日:2024年8月28日更新 印刷ページ表示

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点あたり報告数は、全国的に多い状況が続いており、水戸市でも同様の傾向が見られます。

また、溶連菌に感染することで稀に引き起こされる劇症型溶血性レンサ球菌感染症も全国的に増加しており、注意が必要です。
手洗いや咳エチケットといった基本的な感染対策を行いましょう。

劇症型溶血性レンサ球菌感染症の症状や予防方法などのページへリンク

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎とは

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎とは、A群溶血性レンサ球菌が鼻や喉の粘膜から感染し、鼻水や喉の痛みなどの症状が現れる感染症です。
毎年、「冬」及び「春から初夏にかけて」子どもを中心に流行しますが、大人でも感染することがあります。まれに重症化することもあるため、注意が必要です。​

感染経路

主な感染経路は飛沫感染と接触感染、経口感染です。

  • 飛沫感染:感染者の飛沫(くしゃみ、咳、つばなど)と一緒にウイルスが放出され、他の方がそのウイルスを口や鼻などから吸い込んで感染します。
  • 接触感染:感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、その手で周りの物に触れるとウイルスがつきます。他の方がそれを触るとウイルスが手に付着し、その手で口や鼻を触ると粘膜から感染します。
  • 経口感染:食品を介して細菌が口に入ることで感染します。

症状

潜伏期間は2~5日です。突然の発熱、喉の痛み、舌が苺状に腫れるなどの症状が現れます。おう吐を伴うこともあります。また、喉や舌、全身に発赤が拡がる「猩紅熱(しょうこうねつ)」に移行することがあります。
肺炎、髄膜炎、敗血症、急性糸球体腎炎などの合併症を引き起こす場合もあります。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎にかかったときは

発症時は抗菌薬での治療を行います。しかし、治療が不十分な場合には、リウマチ熱や腎炎などを合併することがあります。合併症を防ぐため、症状が改善しても主治医に指示された期間、薬を飲むことが大切です。

喉の痛みがひどい場合は柔らかく薄味の食事をとるなどの工夫し、水分補給を心がけましょう。

予防のポイント

有効なワクチンはなく、予防には手洗いや咳エチケットといった基本的な感染対策が有効です。
また、流行時は、マスクの着用も効果的です。

感染症対策へのご協力をお願いします

手洗いのタイミング

家に帰ったとき、トイレの後、咳やくしゃみを押さえた後、鼻をかんだ後、おむつ交換や嘔吐物処理など汚れたものに触った後、調理前・調理中、食事前には手を洗いましょう。

手洗いのタイミング

医療機関の皆さまへ

感染症法では、五類感染症(定点把握)として定められており、定点医療機関は毎週患者数を報告することになっています。

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