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知ってほしい 子宮頸がん予防のこと

ページID:0054674 更新日:2024年6月20日更新 印刷ページ表示

子宮頸がんってどんな病気?

子宮頸がんは、子宮頚部という子宮の入口に近い部分にできるがんです。生理に関係のない出血、悪臭を伴う茶色のおりもの、下腹部や腰の痛みなどの症状があります。

早期発見で命や子宮が守られる可能性は高いですが、がんが進行すると、妊娠や出産に影響を及ぼすだけでなく、命にかかわりる病気です。
日本では毎年、約11,000人の女性が子宮頸がんにかかり、約2,900人の女性が子宮頸がんで亡くなっています。

20代・30代の若い世代で急増するのが特徴で、妊娠・出産を控えた世代の女性の発症が多いことから、「マザー・キラー」とも言われています。​
子宮頸がん罹患率グラフ
​出典:国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(全国がん登録)

子宮頸がんの原因

主な原因は、HPV(ヒトパピローマウイルス)への感染です。HPVは、主に性的接触によって感染し、一度でも性的接触があれば女性だけでなく男性にも感染する可能性があるウイルスです。
HPVに感染しても、その多くは自然に身体から排除されますが、排除されずに残ったウイルスの感染が長期間続いた場合に、がんに進行することがあります。

2つの子宮頸がん予防方法

予防方法イラスト
子宮頸がんの予防は、原因となるウイルスへの感染を防ぐ予防接種と、がんを早く見つけるためのがん検診があります。予防のためにはHPVワクチン接種を受け、定期的に子宮がん検診を受診することがことが大切です。

予防法1(一次予防) HPVワクチン接種

HPVワクチン接種は、ワクチン接種による有効性と副反応によるリスクが明らかになるまで一時的に積極的な接種勧奨が控えられていました。しかし、予防効果などのメリットが副反応などのデメリットよりも上回ることが確認されたことから、厚生労働省は、令和3年11月より積極的接種勧奨を再開することを決定しました。

世界保健機関(WHO)は接種を推奨しており、海外では120か国以上で公的な予防接種が行われています。カナダ、イギリス、オーストラリアなどの接種率は80%を超えています。
HPVワクチン接種率グラフ
出典:厚生労働省「定期の予防接種実施者数」

接種できるワクチンは3種類あり、ワクチンを接種することで子宮頸がんの原因となるウイルスへの感染を予防することができます。​接種するワクチンは、医師との相談により決定します。
性的接触で感染するため、セクシャルデビュー前に接種することが最も効果的です。年齢が若いほど免疫反応が良いので、希望する場合は早めに接種しましょう。性的接触の経験があってもワクチンで予防できる未感染のHPVに対する予防効果が期待できます。

対象者

定期接種(無料)
  • 小学校6年生~高校1年生の女子

ワクチンの種類や予約方法などの詳細は、下記のページでご確認ください。

子宮頸がん予防接種(定期接種)の詳細へアクセス

キャッチアップ接種(無料)
  • 平成9年度~平成19年度生まれの女子

積極的な接種勧奨の差し控えにより接種機会を逃した方は、子宮頸がん予防接種(3回接種)の不足分について、あらためて公費による予防接種(キャッチアップ接種)を受けることができます。
​期間は、令和4年4月から令和7年3月末までの3年間です。HPVワクチン接種は6か月間に3回接種するため、3回とも公費で接種するためには、令和6年9月までに1回目を接種する必要があります。

キャッチアップ接種についての詳細は下記のページでご確認ください。
子宮頸がん予防ワクチンのキャッチアップ接種の詳細へアクセス

男子へのHPVワクチン接種費用の助成(補助)
  • 小学校6年生~高校1年生の男子

子宮頸がんの原因となるHPVは、男性にも感染し、咽頭がんなどの原因になることが分かっています。男性への感染を防ぐことで,男性自身のHPV関連の病気を予防するとともに,男性から将来のパートナーへのHPV感染を防ぐため,水戸市では,男子がHPVワクチンを接種した際の費用助成を始めました。

男子へのHPVワクチン接種費用の助成制度について

予防法2(二次予防) 子宮頸がん検診

ワクチン接種では防げない場合もあるため、20歳になったら子宮頸がん健診を受けましょう。
子宮頸がんはほとんど自覚症状がなく、症状が出たときにはがんが進行していることもあります。子宮頸がんを早期発見するために、2年に1回、定期的にがん検診を受けることが大切です。

子宮頸がん検診の詳細は、下記のページでご確認ください。
子宮頸がん検診

みんパピ!みんなで知ろうHPVプロジェクト作成リーフレット

「みんパピ!みんなで知ろうHPVプロジェクト」は、HPV感染症の予防方法について、学んでいく仕組みを作ることを目的としたプロジェクトで、子宮頸がんやHPV予防ワクチンについて、分かりやすくまとめられています。

みんなで知ろうHPVプロジェクト作成のチラシ「がんを予防できるワクチン知ってますか」

がんを予防できるワクチン知ってますか? [PDFファイル/4.49MB]

 

みんなで知ろうHPVプロジェクト(外部サイト)へのリンク<外部リンク>

みんぱぴ!(みんなで知ろうHPVプロジェクトホームページ)<外部リンク>

HPVワクチン接種に係る厚生労働省のリーフレット

HPVワクチンについて知ってください_概要版(2024年2月改訂版) [PDFファイル/2.72MB]

HPVワクチンについて知ってください_詳細版(2024年2月改訂版) [PDFファイル/3.58MB]

HPVワクチンを受けた方向けリーフレット [PDFファイル/1.28MB]

ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン~(厚生労働省ホームページ)<外部リンク>

 

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