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男子ヒトパピローマウイルス感染症予防接種(任意接種)

ページID:0065974 更新日:2025年10月29日更新 印刷ページ表示

水戸市では、令和6年4月1日から小6~高1の男子を対象にヒトパピローマウイルス感染症の予防接種費用を助成しています。

男性へのHPVワクチン接種に関する費用助成につきましては、これまで4価HPVワクチン(ガーダシル)のみを助成対象とし実施していましたが、令和7年8月に9価HPVワクチン​(シルガード9)の適用が拡大され男性への接種が可能となったことに伴い、本市における男性へのHPVワクチン接種助成事業においても、9価HPVワクチンを助成対象に追加しました。

助成を受けて9価ワクチンでの接種をご希望の方は、令和7年11月1日から接種することが出来ます。

接種を受けるためには、事前に予診票の交付申し込みを行う必要があります。予診票の交付については、このページ内の予診票の交付申し込みをご確認ください。

対象者

小学6年生から高校1年生相当の男子(平成21年4月2日から平成26年4月1日まで)

※ 男子へのヒトパピローマウイルス(HPV)感染症予防接種は、予防接種法に基づき実施される「定期接種」とは異なり、希望者が各自で受ける「任意接種」です。

料金

無料

使用ワクチン(助成を受けて接種可能なワクチン)

1 令和7年10月31日まで

  • 4価HPVワクチン(ガーダシル)

2 令和7年11月1日から

  • 4価HPVワクチン(ガーダシル)
  • 9価HPVワクチン(シルガード9)

※ HPVワクチンは他に1種類ありますが、2価HPVワクチン(サーバリックス)は接種できません。

 
種類 ガーダシル(4価HPVワクチン) シルガード9(9価HPVワクチン)
効果 ヒトパピローマウイルス6、11、16及び18型の感染に起因する、肛門癌(扁平上皮癌)及びその前駆病変(肛門上皮内腫瘍(AIN)1、2及び3)、尖圭コンジローマを予防する効果があります。 ヒトパピローマウイルス6、11、16、18、31、33、45、52及び58型の感染に起因する、肛門癌(扁平上皮癌)及びその前駆病変(肛門上皮内腫瘍(AIN)1、2 及び3)並びに男性での尖圭コンジローマを予防する効果があります。
接種方法 筋肉注射(1回の接種につきv0.5ml)
​ ※ いずれも同一種類のワクチンで接種完了することを原則とします。
標準的な接種間隔

【3回接種】
2か月の間隔をおいて2回接種後、1回目の接種から6か月の間隔をおいて1回接種

5

【3回接種】 1回目の接種を15歳になってから受ける場合
2か月の間隔をおいて2回接種後、1回目の接種から6か月の間隔をおいて1回接種

5

【2回接種】 1回目の接種を15歳になるまでに受ける場合
15歳の誕生日の前日までに1回接種後、6か月の間隔をおいて1回接種

6

標準的な接種間隔をとれない場合

【標準的な接種間隔がとれない場合】
【3回接種】

・2回目は、1回目の接種から1か月以上の間隔をおいて接種
・3回目は、2回目の接種から3か月以上の間隔をおいて接種

3

【標準的な接種間隔がとれない場合】
【3回接種】1回目の接種を15歳になってから受ける場合
・2回目は、1回目の接種から1か月以上の間隔をおいて接種
・3回目は、2回目の接種から3か月以上の間隔をおいて接種

3

【標準的な接種間隔がとれない場合】
【2回接種】1回目の接種を15歳になるまでに受ける場合

15歳の誕生日の前日までに1回接種後、5か月以上の間隔をおいて1回接種
4

交互接種について

4価HPVワクチン(ガーダシル)で接種を開始した方につきましては、原則として同じ種類のワクチンを接種することをお勧めしますが、医師と相談のうえ、途中から4価HPVワクチン(シルガード9)に変更し、残りの接種を完了させることができます。
4価ワクチンで接種を開始し、9価ワクチンで接種を完了する場合は、9価ワクチンの接種方法に合わせ、1回目と2回目の間隔を1か月以上、2回目と3回目の間隔を3か月以上おいて、合計3回の接種をします。

予防接種の受け方

1 予診票の交付申し込み

次のいずれかの方法により、「水戸市 ヒトパピローマウイルス感染症予防接種予診票」の交付申し込みをしてください。


(1) 電子申請の場合

 いばらき電子申請・届出サービス<外部リンク>

上記の電子申請のページ(外部サイト)において、内容確認にチェックの上、必要事項の入力、母子健康手帳の画像等を添付して申請してください。

電子申請画面への入力前に、入力内容や添付画像を準備してから電子申請を始めるとスムーズに手続きを行えます。

【入力する内容】

  • 接種を受ける方の「氏名、ふりがな」、「生年月日」、「住民登録のある住所」
  • 申請者(保護者)の氏名、連絡先電話番号
  • 今までに接種したHPVの回数

【添付する画像】

  1. HPVワクチンの予防接種歴が分かるもの
    (例:母子健康手帳の氏名・生年月日が分かるページと予防接種の記録の全部のページ、接種済証など)
  2. 被接種者が水戸市民であることを証する書類(例:住民票)
    ※水戸市民であることを証する書類は、電子申請手続き内で、同意事項に同意いただいた場合は添付を省略できます。

【予診票の交付】

  • 申請内容に不備等がある場合は、感染症対策課からご連絡させていただきます。
  • 予診票は、申請内容に不備等がないことを確認してから、7日から10日程度で住民登録のある住所宛に発送いたします。

(2) 郵送申し込みの場合

【書類の送付先】

〒310-0852 
水戸市笠原町993番地の13
水戸市保健所感染症対策課 予防衛生係 宛て

【提出書類】

  1. 水戸市男性へのヒトパピローマウイルス感染症予防接種予診票交付申請書 [Wordファイル/12KB]
  2. HPVワクチンの予防接種歴が分かるものの写し
    (例:母子健康手帳の氏名・生年月日が分かるページと予防接種の記録の全部のページ、接種済証など)
  3. 被接種者が水戸市民であることを証する書類
    (例:住民票)
    ※水戸市民であることを証する書類は、予診票交付申請書の同意事項に同意いただいた場合は添付を省略できます。

【予診票の交付方法】

  • 申請内容に不備等がある場合は、感染症対策課からご連絡させていただきます。
  • 予診票は、申請内容に不備等がないことを確認してから、7日から10日程度で住民登録のある住所宛に発送いたします。

(3) 窓口申し込みの場合

【申し込み場所】

  • 水戸市保健所感染症対策課(水戸市笠原町993番地の13)へお越しください。

【提出書類】

  1. 水戸市男性へのヒトパピローマウイルス感染症予防接種予診票交付申請書 [Wordファイル/12KB]
  2. HPVワクチンの予防接種歴が分かるもの写し
    (例:母子健康手帳の氏名・生年月日が分かるページと予防接種の記録の全部のページ、接種済証など)
    ※これまでHPVワクチンを接種していない場合でも、接種していないことを確認するために(予防接種の記録のページで空白のページも)必要となります。
  3. 被接種者が水戸市民であることを証する書類
    (例:住民票)
    ※水戸市民であることを証する書類は、予診票交付申請書の同意事項に同意いただいた場合は添付を省略できます。

【予診票の交付方法】

  • 窓口で提出書類を確認し、不備がなければその場で予診票を交付します。

既に予診票をお持ちの方について

  • お持ちの予診票を修正していただき、そのまま使用することが出来ます。
  • 修正方法については、「予診票の修正方法」 [PDFファイル/103KB]をご確認ください。
  • 4価HPVワクチンで接種を開始した方につきましては、原則同一のワクチンで接種を完了することを原則とするため、残りの接種は4価ワクチンで接種します。ただし、接種する医師と相談の上、途中から9価HPVワクチンに変更し、残りの回数(2、3回目又は3回目)を接種することも可能です。9価に切り替えて接種を希望する場合は、接種する医療機関へご相談ください。

2  医療機関への予約

予防接種を受ける医療機関を、次の協力医療機関一覧から探し予約してください。

男性へのHPVワクチン任意予防接種協力医療機関 [PDFファイル/46KB]

3 接種当日(医療機関の受診)

予約した医療機関にて予防接種を受けてください。

1 で交付された予診票や同封されたお知らせ等の内容を確認してください。

【当日の持ち物】

  1. 予診票
  2. 母子健康手帳

ヒトパピローマウイルス(HPV)とは

ヒトパピローマウイルス(HPV)は、性行為を経験する年頃になると、男女を問わず多くの人が感染するウイルスで、生涯で50~80%の方が感染すると言われています。皮膚や粘膜に感染するウイルスで、200種類以上のタイプがあります。

HPVに感染しても、すぐにがんになるわけではなく、ほとんどは自然に排除されますが、長い間感染が続いた場合、細胞が少しずつがん細胞に変化していくことがあります。

粘膜に感染するHPVのうち少なくとも15種のタイプが子宮がんの原因であることが分かっており、高リスク型HPVと呼ばれています。

この高リスク型HPVは、子宮頸がん以外にも、女性では外陰がん、膣がん、男性では陰茎がん、そして男女共通の咽頭がん、肛門がんなどの原因になることが分かっています。

男子がHPVワクチンを接種する意義

HPVは、性行為によって男女間で感染を繰り返すため、男女にワクチンを接種することで感染の拡がりを抑えることができます。

日本では毎年、約11,000人の女性が子宮頸がんにかかり、約2,900人の女性が子宮頸がんで亡くなっています。

20代・30代の若い世代で急増するのが特徴で、妊娠・出産を控えた世代の女性の発症が多いことから、「マザー・キラー」とも言われています。

男子がHPVワクチンを接種することによりHPVの感染を予防し、男性自身のHPV関連のがんなどを防ぐだけでなく、将来のパートナーの健康と命を守ることができます。

男子のHPV​ワクチン接種への助成

現在、男子が接種できるHPVワクチンとして4価ワクチン(商品名:ガーダシル)および9価ワクチン(商品名:シルガード9)が承認されていますが、男子のHPVワクチン接種については、予防接種法に定められておらず、個人の判断によって接種する任意接種となっております。

接種を受けるかどうかは、予防接種の効果や副反応等を考慮したうえで、本人または保護者の判断で行うものです。

通常だと、任意接種である男子のHPVワクチン接種は、その費用を全額自己負担する必要があります。

水戸市では前述したとおり、男子にも接種する意義があるといった考えから、男子へのHPVワクチン接種費用の助成を行っています。

添付ファイルのダウンロード

予診票交付の手続き

  1. 水戸市男性へのヒトパピローマウイルス感染症予防接種予診票交付申請書 [Wordファイル/12KB]

HPVワクチンについて

副反応について

ワクチン接種後に見られる主な副反応として、発熱や接種した部位の痛みや腫れ、注射による痛み、恐怖、興奮などをきっかけとした失神などが挙げられます。

【HPVワクチン接種後の主な副反応】
発生頻度 ガーダシル(4価) シルガード9(9価)
50%以上 接種部位の疼痛(痛み) 接種部位の疼痛(痛み)
10%以上50%未満 接種部位の紅斑(赤み)、腫脹(腫れ) 接種部位の紅斑(赤み)、腫脹(腫れ)、頭痛
1%以上10%未満 頭痛、発熱、接種部位のそう痒感(かゆみ) 浮動性めまい、悪心、下痢、接種部位のそう痒感(かゆみ)、発熱、疲労、内出血など
1%未満 下痢、腹痛、四肢痛、筋骨格硬直、接種部位の硬結(皮膚が固くなる)、接種部位の出血など 嘔吐、下痢、筋肉痛、出血、血腫、倦怠感、硬結など
頻度不明 湿疹、嘔吐、関節痛、筋肉痛、疲労など 感覚鈍磨、失神、四肢痛など

重篤な副反応が生じた場合

まれに以下のような重篤な副反応が起こることがあります。その際は医師に申し出てください。

  • アナフィラキシー反応(呼吸困難、じんましん等)
  • 気管支痙攣(発作的な息切れ等)
  • ギラン・バレー症候群(手や足に力が入りにくい、しびれ)
  • 血小板減少性紫斑病(鼻血、歯ぐきの出血等)
  • 急性散在性脳脊髄炎(まひ、知覚障害、運動障害等)

HPVワクチンを適正に接種したにもかかわらず、健康被害が発生した場合には、その内容、程度に応じて「医薬品副作用被害救済制度」による治療費等の給付金が受けられる場合があります。

制度の詳細は、新規ウインドウで開きます。独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)<外部リンク>のホームページをご覧ください。

関連情報

みんパピ!みんなで知ろうHpvプロジェクト<外部リンク>

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