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ヒトパピローマウイルス(HPV)は、性行為を経験する年頃になると、男女を問わず多くの人が感染するウイルスで、生涯で50~80%の方が感染すると言われています。皮膚や粘膜に感染するウイルスで、200種類以上のタイプがあります。
HPVに感染しても、すぐにがんになるわけではなく、ほとんどは自然に排除されますが、長い間感染が続いた場合、細胞が少しずつがん細胞に変化していくことがあります。
粘膜に感染するHPVのうち少なくとも15種のタイプが子宮がんの原因であることが分かっており、高リスク型HPVと呼ばれています。
この高リスク型HPVは、子宮頸がん以外にも、女性では外陰がん、膣がん、男性では陰茎がん、そして男女共通の咽頭がん、肛門がんなどの原因になることが分かっています。
HPVは、性行為によって男女間で感染を繰り返すため、男女にワクチンを接種することで感染の拡がりを抑えることができます。
日本では毎年、約11,000人の女性が子宮頸がんにかかり、約2,900人の女性が子宮頸がんで亡くなっています。
20代・30代の若い世代で急増するのが特徴で、妊娠・出産を控えた世代の女性の発症が多いことから、「マザー・キラー」とも言われています。
男子がHPVワクチンを接種することによりHPVの感染を予防し、男性自身のHPV関連のがんなどを防ぐだけでなく、将来のパートナーの健康と命を守ることができます。
現在、男子が接種できるHPVワクチンとして4価ワクチン(商品名:ガーダシル)が承認されていますが、男子のHPVワクチン接種については、予防接種法に定められておらず、個人の判断によって接種する任意接種となっております。
接種を受けるかどうかは、予防接種の効果や副反応等を考慮したうえで、本人または保護者の判断で行うものです。
通常だと、任意接種である男子のHPVワクチン接種は、その費用を全額自己負担する必要があります。
水戸市では前述したとおり、男子にも接種する意義があるといった考えから、令和6年度から男子へのHPVワクチン接種費用の助成を行います。
<ページ内リンク>
次の全てに該当する方が対象です。
接種対象者の法定代理人(保護者等)
対象ワクチン |
4価HPVワクチン(ガーダシル) ※ 2価ワクチン(サーバリックス)、9価ワクチン(シルガード9)は対象外です。 |
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接種回数 |
3回まで |
助成金額 | 1回の接種につき、16,300円を上限に助成 |
補助金の申請期限 |
令和7年3月31日まで ※申請期限までに申請がなかった場合は、全額自己負担となります。 |
接種場所 | 水戸市内の協力医療機関 |
接種費用の助成は、自費で受けた予防接種費用を、後日補助金として支払う方法により行います。
接種当日、医療機関において予防接種の料金をお支払いいただくことになりますので、御留意願います。
次のいずれかの方法により、「水戸市 ヒトパピローマウイルス感染症予防接種予診票(男性 4価)」の交付申込みをしてください。
(1) 窓口申込みの場合
【申込み場所】
【提出書類】
【予診票の交付方法】
(2) 郵送申込みの場合
【書類の送付先】
〒310-0852
水戸市笠原町993番地の13
水戸市保健所感染症対策課 予防衛生係 宛て
【提出書類】
【予診票の交付方法】
(3) 電子申請の場合
いばらき電子申請・届出サービス<外部リンク><外部リンク>
上記の電子申請のページ(外部サイト)において、内容確認にチェックの上、必要事項の入力、母子健康手帳の画像等を添付して申請してください。
電子申請画面への入力前に、入力内容や添付画像を準備してから電子申請を始めるとスムーズに手続きを行えます。
【入力する内容】
【添付する画像】
【予診票の交付】
予防接種を受ける医療機関を、次の協力医療機関一覧から探し予約してください。
標準的な接種間隔で接種した場合、1回目から3回目の接種まで6か月かかります。
男子への4価HPVワクチン接種協力医療機関一覧 [PDFファイル/211KB]
予約した医療機関にて予防接種を受けてください。
1 で交付された予診票や同封されたお知らせ等の内容を確認してください。
【当日の持ち物】
【ご注意ください】
接種完了後に行う補助金の交付申請の手続きにおいて、次の書類が必要となります。記載漏れや紛失の無いようご注意ください。
予防接種の完了後、市感染症対策課に補助金の交付申請を行ってください。
【申請書類】
【補助金の申請期限】
【申請方法】
※申請内容に不備等がある場合は、感染症対策課からご連絡させていただきます。
予診票交付の手続き
補助金交付の手続き
HPVワクチン接種後に見られる主な副反応として、発熱や接種した部位の痛みや腫れ、注射による痛み、恐怖、興奮などをきっかけとした失神などが挙げられます。
発生頻度 | 副反応 |
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50%以上 | 接種部位の疼痛(痛み) |
10%以上50%未満 | 接種部位の紅斑(赤み)、腫脹(腫れ) |
1%以上10%未満 | 頭痛、発熱、接種部位のそう痒感(かゆみ) |
1%未満 | 下痢、腹痛、四肢痛、筋骨格硬直、接種部位の硬結(皮膚が固くなる)、接種部位の出血など |
頻度不明 | 湿疹、嘔吐、関節痛、筋肉痛、疲労など |
まれに以下のような重篤な副反応が起こることがあります。その際は医師に申し出てください。
4価HPVワクチンを適正に接種したにもかかわらず、健康被害が発生した場合には、その内容、程度に応じて「医薬品副作用被害救済制度」による治療費等の給付金が受けられる場合があります。
制度の詳細は、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)<外部リンク>のホームページをご覧ください。
みんパピ!みんなで知ろうHPVプロジェクト<外部リンク>