本文
水戸市創エネ等の推進に向けた研究会等企画運営業務委託プロポーザルの実施について
いばらきエネルギーシフト促進事業補助金<外部リンク>
持続可能な社会を構築していく上では、地球温暖化も大きな時代の課題となっており、本市は、2020年に、全国の市町村とともに「ゼロカーボンシティ」を宣言したところであります。
2050年までの温室効果ガス排出量実質ゼロの達成に取り組むべく、新たな地球温暖化対策実行計画の策定を進めるほか、公共交通機関や自転車の利用を促進するとともに、ごみの減量化や節電など、日々実践できる取組を通し、環境に負荷をかけないエコな暮らしの実現を目指してまいります。あわせて、先進事例や事業者の技術、アイデア等も取り入れながら、水戸のまちにあった再生可能エネルギーの導入も進めてまいります。
この100年間で世界の平均気温は0.74度、日本の平均気温は1.24度上昇しており、水戸市の平均気温も1.9度上昇しています。地球温暖化の進行により、猛暑日の増加、集中豪雨の頻発、大型台風の増加、農作物の品質の低下、動植物の分布域の変化、熱中症リスクの増加など、様々な影響が全国各地で顕在化しています。水戸市においても、令和元年に発生した台風第19号により甚大な被害が発生するなど、気候変動による影響は顕著となっています。温暖化の原因の一つとして、二酸化炭素等の温室効果ガスの排出量の増加が挙げられています。
二酸化炭素の排出の見える化の一つにカーボンフットプリントがあります。これは、商品やサービスの資源採掘、素材生産、製品組立、輸送、使用、廃棄までのライフサイクルにおいて排出される温室効果ガスの排出量を二酸化炭素に換算して把握することができるもので、国立環境研究所調査によると、水戸市では他市と比べ、1人1年あたり二酸化炭素の排出量が多い状況です。
出典(国立研究開発法人国立環境研究所<外部リンク>(新しいウィンドウで開きます))
Ryu Koide, Satoshi Kojima, Keisuke Nansai, Michael Lettenmeier, Kenji Asakawa, Chen Liu, Shinsuke Murakami (2021) Exploring Carbon Footprint Reduction Pathways through Urban Lifestyle Changes:A Practical Approach Applied to Japanese Cities. Environmental Research Letters. 16 084001
小出 瑠・小嶋 公史・南齋 規介・Michael Lettenmeier・浅川 賢司・劉 晨・村上 進亮 (2021) 「国内52都市における脱炭素型ライフスタイルの選択肢:カーボンフットプリントと削減効果データブック」
水戸市では、地球温暖化対策に関する計画として、環境基本計画、地球温暖化対策実行計画(区域施策編)、地球温暖化対策実行計画(事務事業編)を策定し、温室効果ガス削減に向けた取組を行っております。
なお、地球温暖化対策実行計画(区域施策編)については、現在第2次計画を策定中です。
これまでの実績(水戸市環境境基本計画(第二次)実施状況から地球温暖化対策関連項目について抜粋)
環境指標 |
(基準) |
令和2年度 |
(目標) |
|
---|---|---|---|---|
1 | 市域から排出される二酸化炭素量 |
152.9万t-CO2 |
162.9万t-CO2 |
126.9万t-CO2以下 |
2 | メガソーラーみと発電所の発電能力 |
6.3 |
96.5 |
100 |
3 |
温暖化対策に関する市民意識(温暖化対策度チェックの平均点数) |
64.4点 | 67.0点 | 80点 |
4 |
1人1日当たりのごみの減量率 |
19.70% | 28.60% | 25%以上 |
5 | リサイクル率 | 17.2% | 27.2% | 25%以上 |
6 |
水戸市ホームページの環境情報の |
28,000件 | 57,309件 | 40,000件 |
7 | 観察会・学習会などへの参加者数(年間) | 1,200人 | 1,031人 | 2,000人 |
8 | 環境フェアの参加者数 | 6,000人 | 中止 | 10,000人 |
9 | 環境に関する活動を行う市民団体の数 | 18団体 | 26団体 | 30団体 |
水戸市では、令和2年7月28日にゼロカーボンシティを宣言し、2050年までに二酸化炭素排出量の実質ゼロを目指してまいります。