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腸管出血性大腸菌感染症(O157など)

ページID:0133907 更新日:2026年9月24日更新 印刷ページ表示

腸管出血性大腸菌感染症とは

腸管出血性大腸菌感染症は、О157をはじめとするべロ毒素を産生する腸管出血性大腸菌で汚染された食物などの経口摂取によっておこる感染症です。

大腸菌は、家畜や人の腸内にも存在し、ほとんどのものは無害です。しかし、いくつかは人に下痢等の消化器症状や合併症を起こすことがあり、病原大腸菌と呼ばれています。病原大腸菌の中には、ベロ毒素を産生し、出血を伴う腸炎や溶血性尿毒症症候群(HUS:Hemolytic Uremic Syndrome)を起こす腸管出血性大腸菌と呼ばれるものがあります。
腸管出血性大腸菌はさらにいくつかに分類されており、代表的なものは「腸管出血性大腸菌O157」で、そのほかに「O26」や「O111」等が知られています。
例年夏を中心に多く発生します。

感染経路

主な感染経路は経口感染です。菌に汚染された食品等を摂取することにより感染します。ヒトからヒトへの感染は、患者の便や菌のついたものに触れた後、手洗いを十分にしなかった場合などに起こります。
また、動物と接触することにより感染した事例も報告されています。

腸管出血性大腸菌感染症の感染経路のイラスト

症状

主に腹痛、水様便、血便などの症状がみられます。

全く症状がないものから軽い腹痛や下痢のみで終わるものもありますが、多くの場合、潜伏期間をおいて頻回の水様便で発病します。さらには激しい腹痛を伴い、まもなく著しい血便となることがあります。時には溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳症などの重篤な合併症を伴うこともあります。
​特に子供や高齢者など免疫力の弱い方は、重症化しやすいので注意が必要です。

潜伏期間は通常3日から5日程度です。

腸管出血性大腸菌感染症にかかったときは

症状を和らげる対症療法が行われます。場合によっては抗菌薬による治療が行われます。
激しい腹痛を伴う頻回の水様便または血便がある場合には、早めに医療機関を受診しましょう。

家族がかかったときは

  • 腸管出血性大腸菌感染症には、消毒用アルコールや塩素系消毒液(次亜塩素酸ナトリウム希釈液)が有効です。水洗トイレの取手やドアノブなど、汚染されやすい場所を消毒しましょう。
    次亜塩素酸ナトリウム希釈液の作成方法等は、下記のページを参考にしてください。

次亜塩素酸ナトリウム希釈液の作成方法・使用上の注意点のページへリンク

  • 調理や食事の前、トイレの後などは、石けんと流水で十分に手を洗いましょう。
  • タオルの共用は避けましょう。
  • 感染している方や下痢などの体調不良がある方は、調理への従事を控えましょう。
  • 感染している方の入浴は、家族内で最後にするかシャワーのみにしましょう。風呂の水は毎日取り替えましょう。
  • 感染している方の便を処理する場合(おむつの交換など)には、ゴム手袋や使い捨ての手袋などを使いましょう。 また、おむつ交換は決められた場所で行い、処理後は石けんと流水で十分に手を洗いましょう。
  • 感染している方の便で汚れた下着やシーツなどは、大きな汚れを水で洗い流し、次亜塩素酸ナトリウム希釈液で浸け置きしてから洗濯しましょう。

接触者の健康診断

同居家族等の、患者と接触があった方(トイレ等生活環境を共にしていた人など)に対して、必要に応じて、検便での健康診断を行っていただきます。

予防のポイント

  • 生肉の喫食は控えましょう。
  • 調理や食事の前、トイレの後、生肉に触った後、動物に接した後などにはよく手を洗いましょう。
  • 肉は中心部まで十分に加熱しましょう。(75℃以上、1分間以上の加熱)
  • 生肉の専用の箸・トングを準備し、食べるときのお箸と区別して使いましょう。
  • 生肉を切った後の包丁やまな板は、使用後すぐに洗いましょう。
  • 生野菜はよく洗ってから食べましょう。
  • 「家庭でできる食中毒予防の6つのポイント」を確実に実行しましょう。

医療機関の皆様へ

感染症法では、三類感染症(全数把握対象)に定められており、診断した医師は直ちに最寄りの保健所に届け出ることになっています。

参考

リーフレット

家庭でできる食中毒予防の6つのポイント

関連情報

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