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※ 過去に接種(全額自己負担による接種を含む)をしたことがある方は、定期接種として接種をすることができません。
接種券等の送付時期
個人負担金の金額は、医療機関の接種料金から公費負担額(2,000円)を差し引いた額となります。
接種料金は、医療機関ごとに異なりますので、医療機関に予防接種を申し込むときに、ご確認ください。
接種当日に、次の方は、証明書類を提示することで、個人負担金が免除となります。
接種当日に証明書を持参しなかった場合、原則、個人負担金の払い戻しはできません。該当する方は忘れずにお持ちください。
【免除対象となる方】
【証明書類の提示方法(次のいずれかひとつ)】
すべて個別接種(医療機関)で実施します。
肺炎を引き起こす病原体は、細菌やウイルスなどさまざまですが、日常生活をおくる中で「肺炎」を起こす原因として最も多いのが「肺炎球菌」という細菌です。
肺炎球菌は、鼻やのどなどの上気道に存在する身近な細菌のひとつで、健康な状態では、免疫機能が働くため、感染症を引き起こすことはありませんが、高齢者や糖尿病、心疾患、呼吸器疾患などの慢性疾患を持つ方などは、体調を崩し免疫が低下すると、肺炎球菌の増殖力が増し、肺炎やしばしば敗血症などを起こすことがあります。
高齢者の場合の肺炎球菌による肺炎の症状は、「症状が突然始まる」のが特徴で、悪寒を伴う高熱、せき、痰、胸の痛み、全身のだるさなどが現れます。
高齢者肺炎球菌ワクチンは、肺炎球菌による肺炎などの感染症を予防し、重症化を防ぎます。ただし、すべての肺炎を予防するワクチンではありません。
また、接種してから免疫(抗体)ができるまでに、平均で3週間ほどかかり、1回の接種で5年以上免疫(抗体)が持続するといわれています。
主な副反応は、接種部位の疼痛(痛み)や発赤(赤み)、腫脹(はれ)で、そのほか発熱などがみられることがありますが、通常2~3日で治ります。
その他に、重い副反応として、アナフィラキシー様症状(接種後、約30分以内に起こるひどいアレルギー反応のことで、発汗、顔が急に腫れる、全身にひどいじんましんが出るほか、はきけ、嘔吐、声がでにくい、息が苦しいなどの症状やショック状態になるような、はげしい全身反応のこと)、血小板減少、知覚異常、ギランバレー症候群、蜂巣炎・蜂巣炎様反応などがまれに報告されています。