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まだまだ寒い2月の土曜の午後、「千波市民センター」にやってきました。
合気道の開祖である、植芝盛平(うえしば もりへい)さんは、晩年を岩間で過ごしたことから、県内は合気道が盛んであり、水戸市にも合気道を習える水戸合気道少年団があります。
今回は、少年団の指導者であり、連絡窓口になってくださっている、飯島さんに話を聞きました。
「左右両側で同じ技を習うので、身体の使い方、特に左右のバランスが良くなります。
また、教えるなかでは、呼吸法を大事にしているので、健康にも良いです。
合気道は、守りの武道、和の武道であり、慣れてくるととっさに受身をとれるようになることから、護身術として習う方も多いです。」
「土曜日は千波市民センターで、火曜日は堀原運動公園柔道場で活動しています。
多くのこどもたちは、家から近い方に週1回のペースで通っていますが、週2で練習したい子は、両方に通っても大丈夫です。
実際に、今日来ている子の中にも両方通っている子が何名かいますよ。」
詳しい練習スケジュールなどは、専用のホームページ<外部リンク>でご確認ください。
「いまは30人くらいです。
年齢構成は、ちょっと前までは高校生などもいたのですが、代替わりして今は小学生が中心です。
ちなみに、男女比は、6対4くらいで男の子が多いです。」
「指導者は常時4人くらい。全体では7名いて、経験豊かな高段者から、こどもを通わせているうちに自分もやりたくなって指導者にまで上達した方もいます。」
つづいて、練習の様子を見学させていただきました。
まずは、皆で柔軟体操をしています。
つづいて、呼吸法を練習します。手や身体の動きに合わせて正しいタイミングでの呼吸を繰り返します。これができると、技をかける際の流れるような動きにつながるそうです。
その後、色んな技を教えてもらいます。先生たちは、動きを声に出して示すことで、目と耳から正しい動作を伝えるとともに、これからやる技については、先生同士で見本をみせてくれます。
2人組の稽古では、お互い順番に技をかけ合います。
実はこの間に私も飯島さんから技をかけてもらったのですが、一瞬で腕をひねられ力が入らなくなる感じで、良い経験になりました。
最後は受身の練習で、こどもたちは順番に先生たちから投げられ、受身を取っていました。
まずは、団員を代表して、附属小学校6年生の福井さんに聞いてみました。
「前に骨折したことがあって、身体を丈夫にできるよう親のすすめで・・・」
「技を覚えて出来るようなるところが楽しいです。」
ありがとうございました。つづいて、吉沢小学校3年生と1年生のお子さんを通わせ、自らも道衣を着て一緒に習っていた芳賀さん(ご両親)に聞きました。
「こどもたちを強い子に育てたいと思いました。ただし、強くなって攻撃的な子になるのは心配だったので、自分の身をしっかりと守れる強さということで合気道を選びました。」
「上の子が1年生の時から通っているのですが、当時、今の私たちと同じように家族で習っている人たちがおりまして・・・。
見ていると自分たちもやってみたくなりますし、先生方も優しく受け入れてくださる感じでした。」
こどもたちと一緒に家族で習えるんですね。
水戸合気道少年団の新たな魅力を発見しました!