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スポーツに参画する者やそれを支える担い手が不足することが見込まれる中、あらゆる世代においてスポーツを活用した健康増進や地域創生が必要となっております。
本計画は、第1次計画に基づくこれまでの取組を踏まえ、本市が有するスポーツ資源等を生かしつつ、住民の生活や行政を取り巻く環境の変化に対応していくため策定するものです。
本計画の期間は、2024(令和6)年度から2028(令和10)年度までの5か年とします。ただし、社会環境の変化等に伴い、必要に応じて計画の見直しを行います。
2020(令和2)年4月1日に宣言した「元気な明日を目指す健康都市」を踏まえつつ、あらゆる世代の市民がスポーツに親しみ、楽しむことができる生涯スポーツの推進に取り組むとともに、水戸が育んできたスポーツ文化を一層進展させていくことにより、「いつでも どこでも だれでも いつまでも スポーツを楽しめるまち・水戸」を目指します。
ライフスタイルの変化や健康志向の高まり等による多様なニーズを反映した魅力あるスポーツイベントの開催やスポーツ推進委員との協働による市民スポーツ大会をはじめとする地域でのスポーツ活動の推進により、年齢や性別、障害の有無にかかわらず、生涯にわたってスポーツに親しめる機会を創出します。
また、各ライフステージに応じたスポーツ活動を推進します。
さらに、すべてのライフステージを対象とした総合型地域スポーツクラブの育成や障害者スポーツ活動を推進します。
市民が質の高い指導を受けられるよう、市スポーツ協会加盟競技団体や民間事業者と連携して指導者向けの講習会を開催し、コーチング技術や人格に優れた指導者の育成に取り組むとともに、ジュニア世代から全国大会に出場できる選手の育成に努めるなど、競技力の向上を図ります。
また、既存スポーツ施設の長寿命化改修や機能強化等を推進し、市民が安心して快適に利用できる環境づくりに努めます。
水戸ホーリーホックや茨城ロボッツをはじめとしたプロスポーツチームを地域の宝として応援していくことで、見る者の心を感動させ、スポーツの魅力をより深く感じられる機会を積極的に提供していきます。
また、水戸黄門漫遊マラソンを開催するほか、全国大会等の大規模なスポーツコンベンションをより多く誘致することで、「するスポーツ」、「みるスポーツ」(選手の応援)、「ささえるスポーツ」(ボランティア)という、あらゆるシーンでスポーツを楽しむ機会を増やすとともに、まちのにぎわいや人々の交流を創出します。
さらに、水府流水術、田谷の棒術、北辰一刀流、新田宮流抜刀術等、水戸ならではの伝統スポーツの保存・継承に取り組みます。