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令和6年第9週(2月26日~3月3日)に茨城県内の報告数が警報解除基準値(定点当たり報告数10.0)を下回ったことから、県内全域に発令されていた「インフルエンザ警報」が解除されています。
しかし、保育園等の社会福祉施設等での集団発生や学級閉鎖は報告が続いています。引き続き、手洗い・換気・咳エチケットといった基本的な感染対策を徹底しましょう。詳しい感染対策はこちら
定点当たりの患者報告数は、定点医療機関からの総患者報告数を定点医療機関数で割った数となります。1週間に1つの定点医療機関においてインフルエンザと診断した患者の数を表す数値で、この数値により感染症の流行状況が把握できます。
定点あたり報告数は、令和6年第9週(2月26日~3月3日)に警報解除基準値である定点当たり報告数10.0を下回りました。3月に入り報告数が増加しましたが、第13週(3月25日~3月31日)以降減少しています。しかし、学校等の春期休業の影響によって減少している可能性もあるため、今後の動向に注意が必要です。
保育園等の社会福祉施設等での集団発生や学級閉鎖の報告も、数が減ったものの、まだ続いています。
引き続き、基本的な感染対策に取り組み、感染拡大を防ぎましょう。
発熱などの症状があるときは、かかりつけ医などの地域で身近な医療機関にあらかじめ電話連絡をした上で受診してください。
体調不良時には、仕事や学校を休み、外出を控えて頂くことが感染拡大の防止につながる大切な行動です。ご自身の体調を確認し、発熱や倦怠感などの症状がある場合にやむを得ず外出するときには、人混みを避け、マスクの着用をお願いします。
詳しくは、以下のページにアクセスしてください。
自らを感染から防ぎ、身近な人を守るために、基本的な感染対策にご協力をお願いします。
感染症には流行する時期があります。自分や家族の周りで、どのような症状の病気が流行しているか把握しておきましょう。体調がすぐれないときに医療機関を受診する目安となります。
相談・受診の際に、医療機関から、職場・学校などでの感染症の流行状況などを聞かれる場合もあります。
体調がすぐれないときに、症状に合った適切な医療機関を受診するためには、日ごろから自分や家族の健康状態を把握しておくことが大切です。平熱は何度か、持病はあるか、かかりつけの医療機関はどこかなどを、家族で確認しておくことで、いち早く体調の変化に気づき、早期の相談・受診につなげることができます。