ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 分類からさがす > 市政 > 広報・イメージアップ > 記者会見 > 水戸市長の部屋 > 市長記者会見要旨(令和6年8月28日)

本文

市長記者会見要旨(令和6年8月28日)

ページID:0082916 更新日:2024年9月2日更新 印刷ページ表示

記者会見での発言内容を要約したものです。(みとの魅力発信課作成)
日時:令和6年8月28日(火曜日)、午後1時00分~午後1時45分

市長あいさつ

 お忙しい中、お集まりいただきありがとうございます。
 報道機関の皆さんにおかれましては、日頃より本市の情報発信に多大なる御協力をいただき、心より御礼を申し上げます。
 先日南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が出されました。本市でも災害対策本部会議を開き、1週間、注意体制をとったところです。今回のようなことは初めてのことで、お盆の時期でもあったのでどの程度、市民に呼びかけをするのか悩みました。結局、市民の生活上の規制はすることなく、行政の備えとして、職員が、いつでも集まれる体制を整えることとしました。
 また、台風が立て続けに日本に近づき、本市でも集中豪雨による被害が出ました。現在発生している台風10号は勢力を拡大し、災害リスクが高まっています。本市では、防災・減災体制の構築を進め、緊張感をもって対応してまいりたいと考えております。

 それでは、令和6年第3回水戸市議会定例会に提出する案件を、発表させていただきます。
 初日に提出する案件につきましては、議案16件、報告20件、決算の認定2件の合計38件でございます。
 このうち主なものでありますが、
 まず、条例につきましては、寄附金等を原資として、新たに地域医療基金を設置するための条例制定のほか、保育所等における職員の配置基準の見直しや笠原幼稚園の廃止に伴う改正などを提出してまいります。
 また、条例以外の議案としましては、寿小学校長寿命化改良工事の請負契約の締結などを提出してまいります。
 補正予算につきましては、地域医療基金に寄附金を積み立てるほか、債務負担行為として、公募していた守る老人ホームの事業者決定に伴う整備補助や、Bリーグプレミアの参入基準に対応するための、東町運動公園体育館メインアリーナ観客席等改修費用などについて、補正措置を講じてまいります。
 そして、最終日には、任期満了等に伴う人事案件8件の提出を予定しております。

 それでは、これらの概要につきまして、担当が御説明申し上げますので、よろしくお願いいたします。

(財務部長、財政課長による説明)

記者からの代表質問​

記者:台南市との友好交流都市協定の締結について、8月22日~24日の台南市への訪問団派遣では、どのような調整が行われたのか伺いたい。また、11月の調印式で、使節団に入る議員、公募市民など、それぞれに期待する役割について伺いたい。
市長:8月22日(木曜日)から24日(土曜日)にかけて、大津亮一水戸市議会議長や高倉富士男副議長をはじめとする市議会議員の方々とともに、台南市を訪問しました。
 今回の訪問については、11月の友好交流都市の事前協議という主旨で、台南市長と台南市議会を表敬訪問したものです。
 2日目の23日(金曜日)は、午前中に、本市出身で太平洋戦争で戦死した故杉浦茂峰(すぎうらしげみね)氏がまつられている「飛虎将軍廟」を参拝しました。地元の台南市海尾朝皇宮管理委員会(たいなんし かいびちょうこうぐう かんりいいんかい)の皆さんにもお会いし、本市出身者を長年にわたって手厚くまつっていただいていることに、改めて感謝の意を申し上げるとともに、引き続き、市民レベルでの交流促進の御支援をお願いしたところです。
 管理委員会の呉(ご)会長からは、水戸市と台南市との橋渡しとして協力したいとの心強いお言葉をいただきました。
 その日の午後には、台南市政府を訪問し、黄偉哲(こう いてつ)台南市長と台南市議会議員の皆さんにお会いしました。
 まず、はじめに、黄偉哲市長を表敬訪問し、11月の友好交流都市締結に関する協議を行いました。
 協議においては、11月22日(金曜日)に台南市において友好交流都市締結を行うことについて、双方で確認しました。また、これまでの交流に加え、観光や産業等でも交流を検討していくことで意見が一致し、台南産フルーツの学校給食での活用や茨城空港と高雄空港間におけるチャーター便就航による観光交流、こどもたちの交換留学などについて、意見交換を行いました。
 台南市側から、水戸市の特産で、提供したいものはあるかについて尋ねられ、「柔甘ねぎ」と答えたところです。
 次に、台南市議会を表敬訪問しました。台南市議会議長等は公務により出席が叶わず、残念でしたが、台南市議会議員の皆さんと、市議会同士の交流をはじめ、様々な交流についても意見交換を行い、有意義なものとすることができました。
 この度の訪問で得た成果を生かしながら、11月22日の友好交流都市締結に向けた準備を着実に進め、両市の発展につながる友好交流に取り組んでまいりたいと考えております。
 使節団については、11月21日(木曜日)~11月24日(日曜日)の日程において、台南市を訪問する計画です。
 使節団については、団長を務める私と、水戸市議会からは大津議長をはじめ13名、参加の応募のあった市民40名、公益財団法人水戸市国際交流協会の役職員5名などで構成します。市民応募については、御好評をいただき、すでに40名の定員を超え、10名がキャンセル待ちとなったため、現在は、募集を締め切っているところです。市民の参加者の方々に関しましては、水戸市と台南市のさまざまな交流で協力してくれるのではないかと期待しています。
 使節団に期待する役割ということでございますが、水戸市議会議員は、この度の友好交流都市締結において、市民の代表の立場から同席していただき、締結後の友好交流の推進において、市民の皆さんが、その活動に関心を持ち、積極的に参加するよう、後押ししていただくことを期待しています。また、高松市や彦根市で開催されるまつりへの参加の例にもあるように、台南市議会と水戸市議会において、議員同士の交流を深めながら、両市の持続的な友好関係づくりに積極的に関わっていただきたいと考えております。
 また、使節団の市民公募については、民間の交流を活発に進めていきたいという考えのもと、行ったものでございます。
 参加する市民の皆さんについては、友好交流都市締結に同席していただき、台南市の歴史・文化など様々なことに触れて、国際的な知見を深めていただきたいと考えております。特に、本市出身者である故杉浦茂峰氏が台南市において尊敬され、手厚くまつられていることについて、水戸市民の皆さんにお知らせする役割を担っていただきたいと考えております。
 協定締結後は、両市の繋がりでもある飛虎将軍にまつわる歴史のほか、こどもたちのスポーツ、食文化を通した教育、観光や経済など、様々な分野での交流を図りながら、友好のきずなを深めていきたいと考えております。そのためには、市民レベルの活動は欠かせないため、市民の皆さんには、率先して、友好交流事業に参画してほしいと考えております。
 今後は、日台友好協会の設立も視野に入れておりますので、参加した皆さんにおかれましては、会員としてご参加をいただければありがたいと考えております。
 本市においては、水戸市国際交流センターを拠点として、引き続き、台南市に関する講座や事業などを開催しながら、市民の皆さんの取組を促進していきたいと考えております。

 

記者:アダストリア みと アリーナの改修工事を進めていくと思うが、市長のスポーツに対する思いを聞きたい。
市長:パリ2024オリンピックを観ていてもわかるとおり、「みるスポーツ」「するスポーツ」「ささえるスポーツ」と、スポーツはいろいろな形で関わることができるものであり、今後もスポーツのまちづくりを水戸市は進めてまいります。また、経済の活性化、こどもの健全育成、健康増進など、スポーツから得られるものは多いと感じています。
 スポーツを盛んにするに当たって拠点づくりは重要であると考えております。また、水戸には水戸ホーリーホックと茨城ロボッツというプロスポーツが二つもあることに誇りをもっており、地域資源として大切に育んでまいりたいと考えております。
 そのような中で、茨城ロボッツが、Bプレミアに参入するために最初で最後のチャンスが訪れたことから、茨城ロボッツの存在意義を考え、水戸市として支援することを決めました。
 ただし、茨城ロボッツのために改修を行うので、茨城ロボッツにも費用の半分を負担してもらうことは必要であると考えております。
 また、茨城ロボッツの試合だけで活用するのではなく、バスケットボールやドッチボールなど、こどもたちが参加する試合の際に、家族やグループで弁当を広げながら楽しめたり、こどもたちを遊ばせる場所にしたり、さまざまな使い方で活用していきたいと考えております。

 

記者:東海第二発電所の工期延長の発表が遅れたことによる、市への影響はあるか。また、23日に発表された市長コメントにおいて、「これまで以上に厳しく監視していく」との言葉があったが、具体的な手法など、想定しているものがあれば教えていただきたい。
市長:6市町村で現地視察を行った際に、工期が遅れるのは目に見えていることであり、会社の事情があるとはいえ、これだけ発表が遅れたことに対しては誠に遺憾に思います。
 「東海第二発電所の工期延長の発表が遅れたことによる、市の影響」については、工期が遅れたからといって、我々がやることは広域避難計画を粛々と策定していくことであり、そのことには変わりがなく、特段、影響はないと考えております。
 一方、日本原電にとっては、市民との信頼関係が崩れてしまったということから、大きな影響があったと考えております。
 2点目の「工事監視の手法」につきましては、第一に、遅れの最大の原因である「防潮堤工事の不具合」について、今後、「国と日本原電でどういった協議がなされ、工事がどのように進められるのか。それが、安全性を重視した適切な手法なのか」について、随時、継続して日本原電に説明を求めてまいりたいと考えております。
 また、明日も実施されると聞いておりますが、公開されている「国と日本原電の審査会合の協議内容」については、水戸市として、引き続き、注視してまいります。
 私は、防潮堤工事につきましては、元々計画していた工事がうまくいった場合の安全性を、確実に上回るものでなければ認められないものであると考えております。市民の安全確保に向けて、しっかりと安全性について確認してまいりたいと思っております。

 

記者:台南市への使節団派遣について、初日の昼には市民募集の枠が定員いっぱいになってしまったとのことだが、どのような方が応募したのか伺いたい。
市長:訪問団について、以前から周りの方に話をしたり、いろいろな場所で話題にしていたりしたので、関心を持った方が多くなったと思いますが、どのような方が応募されているかについては、名簿を見ていないのでわかりません。
 多様な方に参加していただき、今後のさまざまな交流につなげていければいいと考えております。

 

記者:東海第二発電所への次の視察のタイミングを教えてほしい。
市長:まずは、安全対策工事をどのような工法で行うかの説明が必要です。次の視察は、山田東海村長が決めることであり、しかるべきタイミングで行うものと思っております。