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本市は,古くから要衝の地にあり、徳川の世に、御三家の一つである水戸徳川家の城下町として繁栄し、以来、県都として、行政、文化等の都市機能を集積しながら大きく発展してきました。
私は,2011年5月、東日本大震災からの復旧復興を託され、市長に就任させていただきました。以来市民の皆さまにご協力いただきながら、早期の復旧復興を成し遂げるとともに、魅力ある都市づくりのステップとして、令和2年4月に、県内初となる「中核市」への移行をはたしたところです。
現在、自治体を取り巻く環境は大きく変動しており、人口減少社会、超高齢社会の到来、エネルギー問題、度重なる自然災害、さらには、新型コロナウイルス感染症の感染拡大など、様々な課題へ的確に対応しながら、将来を見据えた持続可能なまちづくりを目指していかなければなりません。
また、子育てや教育、介護、医療など市民の命と健康を守り、人を育む施策に一層注力していくことが重要であると考えています。特に、妊娠・出産・育児への切れ目ない支援や幼児教育・保育環境の充実を図るとともに、配慮が必要な子どもたちへの支援を強化するなど、多様化するニーズを踏まえながら、安心して子どもを生み、育てやすい環境を作ってまいります。
今後も,市民の皆さまとともに,水戸ならではの個性と魅力を高めながら,誰一人取り残すことなく,すべての市民が安全と安心を実感できる「魁のまち・水戸」の実現に全力を尽くしてまいります。