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市政運営の基本方針

ページID:[[open_page_id]] 更新日:2024年4月1日更新 印刷ページ表示

高橋靖市長

新年度からスタートする水戸市第7次総合計画-みと魁・Nextプラン-では、未来を創るこどもたちの育成を最重要政策として取り組んでいくこととしました。まちをつくる原動力は「人」であり、将来、水戸で暮らし、活動するこどもたちに、まちの発展の中心になっていってほしいという、私の強い願いからです。

将来にわたって発展し、暮らしたいと思える都市、全ての市民が明るい未来を展望できるまちを目指し、全力を尽くしていきます。

まち全体でこどもたちを育み、未来をリードする人材を育てる

私は、「まちの未来」そのものであるこどもたちを、まち全体で見守り、育んでいくという機運を高めていくことは、全ての市民が安心できる暮らしにつながっていくものと考えています。

そのため、「子育て世帯の経済的負担の軽減」「相談・支援の充実」「こどもが活動しやすい環境づくり」の三つを柱とした「みとっこ未来プロジェクト」を重点プロジェクトに位置付けました。

これまでの、市立中学校の給食費無償化や小中学校への入学にあわせた応援金支給など、こども・子育て支援の取組をより一層充実するとともに、新たな施策にも積極的に取り組んでいきます。

特に、市立小学校の給食費については、これまでも高騰する食材料費に対応した公費負担を進めてきましたが、これを更に前進させ、無償化に向け、令和6年度には、保護者の負担を半額とする小学校給食費サポート事業を実施します。

また、子育て家庭にとって最も身近な相談窓口として、全ての妊産婦、子育て世帯、こどもたちへ一体的に相談・支援を行う「こども家庭センター」を本庁舎内に設置し、地域の関係機関とも連携しながら、しっかりと支援できる体制の強化を図ります。あわせて、こどもたちの新たなつながりの場やこどもの挑戦を応援する仕組みを作るなど、一人一人が個性や能力を発揮し、のびのびと活動しやすい環境づくりを進めます。

これらの取組を着実に推し進めることにより、様々な可能性を持ったこどもたちが、夢を実現する力と自信を身に着け、未来に向かって力強く羽ばたくことができるよう応援していきます。

若い世代の力、民間の力をまちづくりに生かす

価値観やライフスタイルが多様化し、若者が求める楽しみや暮らし方、働き方も様々となっている中、若い世代に本市を活躍の場として選んでもらうため、若者が働きたいと感じる魅力ある多様な働く場を創り出すとともに、誰もが自らの選択を尊重され、自分らしく活躍することのできる環境づくりを推進します。

魅力ある多様な働く場の創出に向けては、中小企業の持続的な成長を支援するとともに、新たな企業誘致の用地確保にも取り組みます。また、創業・スタートアップ支援をはじめ、リスキリングやリカレント教育への支援などを通して、若い世代の挑戦、活躍を力強く応援していきます。

さらに、未来をリードする若い世代に、まちの現状や将来について自分事として関心を持ってもらうことも重要です。これまでも、行政懇談会などの場で大学生や高校生からの意欲的な政策提言、意見発表をいただいてきました。今後も、まちづくりに積極的に参加していただく機運を高めながら、若い世代の力をまちづくりに生かしていきます。

本市においては、これまでも、市民団体との協働事業や、企業・大学等との連携事業、パークPFIを活用した公園づくりなど、様々な分野において、多様な主体と連携したまちづくりを進めてきました。私は、民と官とが共に課題の解決を図るために、もう一歩進んだ連携を図っていきたいと考えています。民間の力を行政運営に生かしていくという考え方に留まらず、企業や市民団体などによる主体的な取組を行政が応援をするという、主役を変えていく発想の転換です。

自治体自らが取り組むべき社会課題にはしっかりと自治体が対応するとともに、民間が主導することにより効率化が図られ、市民サービスの向上に資すると考えられる課題については、積極的に民官共創で課題解決に取り組んでいきます。

これからも、市民の皆さんと共に考え、共に取り組み、誰もが生き生きと活躍することができるまちづくりを推し進めながら、将来都市像「こども育む くらし楽しむ みらいに躍動する 魁のまち・みと」の実現に全力を尽くしていきます。