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市政運営の基本方針

ページID:[[open_page_id]] 更新日:2022年6月13日更新 印刷ページ表示

1 子どもたちを地域全体で育むまちをつくる

高橋靖市長

 我が国における出生数が2020年に過去最少となりました。
 私は,出生数減少の要因には,多様な社会的背景に伴う課題があるものと思っておりますが,その一つ一つの解決に取り組みながら,子どもたちを温かく見守り,育んでいくことは社会全体の責任であると考えております。
 近年,子どもが当事者となる悲しい事件や事故,貧困をはじめ,子どもたちに関する様々な問題が生じております。
 私は,未来をリードする若い世代が,生まれ育つ家庭環境に左右されることなく,明るく元気に笑顔で暮らし,幸せを実感できるよう,子どもたちを地域全体で育むまちをつくりあげたいと考えております。
 そのことによって,水戸で生まれ育つ全ての子どもたちに,自分の夢や希望をかなえてほしい,豊かな人生を歩んでほしいと心から願っております。
 その思いを実現するため,最重要政策として,子育て支援と教育の充実を掲げ,これまで,子どもたちや子育て世代が安心して暮らすことができる環境づくりとともに,次世代をリードする子どもたちの育成に力を注いでまいりました。
 それらの取組を加速化させるとともに,子どもたち,そして子育てに関する様々な課題に一元的かつ迅速に対応していくため,新たに,こども部を設置してまいります。
 子育てに係る施策の充実や新たな政策の立案にも取り組み,子育てにおける安心感や子ども一人一人の幸福感を高めるとともに,水戸の持続的な発展を担える人材の育成にもつなげてまいりたいと考えております。
 特に,妊娠・出産・育児への切れ目ない支援や幼児教育・保育環境の充実を図るとともに,配慮が必要な子どもたちへの支援を強化するなど,多様化するニーズを踏まえながら,安心して子どもを生み,育てやすい環境をつくってまいります。そのためにも,子育て世帯における子どもの成長ステージごとの経済的負担について,今後の大きな課題として,その軽減に取り組んでまいりたいと考えております。また,支援を必要とする方に子育て情報がきちんと伝わるよう,様々な手段を活用し,積極的に情報を発信してまいります。さらには,関係機関や地域とのネットワークを強化しながら,児童虐待の防止に努めるとともに,女性相談,DV相談の充実にも取り組んでまいります。
 あわせて,子どもたちが大切な時間を過ごす場所である学校については,水戸スタイルの教育の推進とともに,学校施設の整備等による快適な学習環境の創出はもとより,放課後における子どもたちの健全な育成のため,放課後学級の運営充実に努めてまいります。
 また,地域と一体となって,子どもたちや保護者を支援するため,地域のボランティアと連携しながら,全地区の市民センターにおいて子育て広場を実施するなど,地域における子育て支援の充実を図ってまいります。
 私は,安心して子どもを生み,育てられるまちを実現していくためには,水戸に住む人々が安全と安心を肌で感じることができるまちをつくっていかなければならないものと考えております。
 そのため,市民がいつでも身近に医療サービスを受けられる医療環境の充実を図ってまいります。また,市民との協働による地域防災力の向上にも努めながら,災害に強いまちづくりを推進してまいります。

2 だれもが幸せを感じられるまちをつくる

 新型コロナの流行によって,私たちの日常生活や価値観も大きく変化しております。
 私は,「水戸市第6次総合計画-みと魁プラン-」の実現を基軸としつつ,時代とともに移り変わる価値観や複雑・多様化する市民ニーズにもしっかりと対応し,新たな政策を形づくりながら,水戸に住む全てのひとが安心して暮らし,幸せを感じられるまちをつくってまいりたいと考えております。
 これまで立ち遅れていた,時代の課題であるデジタル化を推進するため,4月からデジタルイノベーション課を設置し,誰もが手軽に行政手続ができる環境づくりを進め,市民サービスの利便性や質の向上に努めてまいります。
 また,民間と連携したスマホセミナーの開催など,デジタルに関する知識の普及を図るとともに,プッシュ型で行政情報を発信するSNS等の登録や利用を促進し,情報格差の解消に取り組んでまいりたいと考えております。
 まちのデジタル化としては,子育て,福祉,交通,教育等の分野において,事業者等におけるデジタルの利活用を促進してまいります。あわせて,DX(デジタル・トランスフォーメーション)についても,事業者の取組を支援しながら,新たなサービスや高い利便性を市民が享受できる,より暮らしやすいまちを目指してまいりたいと考えております。
 持続可能な社会を構築していく上では,地球温暖化も大きな時代の課題となっており,本市は,2020年に,全国の市町村とともに「ゼロカーボンシティ」を宣言したところであります。
 2050年までの温室効果ガス排出量実質ゼロの達成に取り組むべく,新たな地球温暖化対策実行計画の策定を進めるほか,公共交通機関や自転車の利用を促進するとともに,ごみの減量化や節電など,日々実践できる取組を通し,環境に負荷をかけないエコな暮らしの実現を目指してまいります。あわせて,先進事例や事業者の技術,アイデア等も取り入れながら,水戸のまちにあった再生可能エネルギーの導入も進めてまいります。
 市民の豊かな暮らしを実現していくためには,安定したしごとや魅力あるしごとの確保は大変重要であると認識しております。
 企業誘致を力強く進め,働く場を創出するとともに,多様な働き方を選択できるよう,創業・起業しやすい環境づくりにも取り組んでまいります。
 一方で,若い世代の大都市圏への流出を食い止め,地域の発展を担う人材を確保することも大きな課題となっております。引き続き,地元での就職や定着,人材の育成を図るとともに,若い世代の移住・定住を促進してまいります。
 地域経済の活性化は,本市に限った課題ではなく,生活圏を同じくする地域全体の課題でもあります。
 令和4年2月に,協約を締結した周辺8市町村と連携・協力し,いばらき県央地域連携中枢都市圏を形成していくことといたしました。各自治体の魅力を互いに高め合いながら,圏域産業を強化し,安心して働ける雇用環境をつくっていくとともに,人やモノの流れを活発化させる都市機能を向上させ,あらゆる世代が暮らしやすい生活環境の充実にも取り組んでまいります。
 私は,東日本大震災からの復旧・復興はもとより,4大プロジェクト,市民の生活基盤の整備や暮らしやすい環境づくりに力を注いできたところであります。これらの取組に当たっては,国,県の支援制度を最大限に活用し,財源確保に積極的に取り組んでまいりましたが,市債残高の増加にもつながっております。今後とも,行財政改革の着実な推進によって,健全な財政基盤を堅持し,持続可能なまちの構築を目指してまいりたいと考えております。
 そして,市民の皆様とともに,水戸ならではの個性と魅力を高めながら,誰一人取り残すことなく,全ての市民が安全と安心を実感できる「魁のまち・水戸」の実現に全力を尽くしてまいります。