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市長記者会見要旨(令和4年8月29日)

ページID:[[open_page_id]] 更新日:2022年9月7日更新 印刷ページ表示

記者会見での発言内容を要約したものです。(みとの魅力発信課作成)
日時:令和4年8月29日(月曜日)、午後1時30分~午後2時30分

市長あいさつ

お忙しい中、お集まりいただきありがとうございます。
報道機関の皆様におかれましては、日頃より本市の情報発信に多大なる御協力をいただき、心より御礼を申し上げます。

提出案件概要説明

それでは、令和4年第3回水戸市議会定例会に提出する案件を、発表します。
初日に提出する案件については、議案13件、報告23件、決算の認定3件の合計39件です。
まず、一般会計補正予算(第4号)として提案する「新型コロナウイルス感染症に係る緊急対策 [PDFファイル/147KB]」について、私から御説明します。
(パワーポイントによる説明)
また、その他の補正予算については、国補助の増額に伴い、自転車通行空間の整備や市営住宅の長寿命化改修事業等について、補正措置を講じます。
次に、条例については、浜見台霊園の合葬式墓地の整備や、農業集落排水事業に地方公営企業法を全部適用することなどに伴い、6件の改正を行います。
また、市民会館の整備関連として、泉町1丁目北地区市街地再開発に係る事業費の変更に伴い、保留床取得費の減額を行うとともに、備品取得2件の議案を提出します。
そして、最終日には、任期満了に伴う人事案件8件の提出を予定しています。
それでは、これらの概要について、担当が御説明しますので、よろしくお願いします。
(財務部長、財務課長による説明)

主な質疑応答

【記者】新型コロナウイルスの新規感染者数が全国的に過去最多を更新し、水戸市にも感染拡大の大きな波がきているが、市内の感染状況や医療提供体制の状況、それらに対する市の対応を伺いたい。小・中学校も夏休みが終わり新学期が始まる時期であるが、学校での感染拡大を防ぎつつ必要な学習を確保していく新たな対策があれば伺いたい。
3年ぶりの開催となる第62回水戸黄門まつりについて、どのような効果を期待するか。また新型コロナウイルスの感染拡大が続く中で、どういった対策をとるか、中止になる可能性はあるか。
【市長】まず、新型コロナウイルス感染症患者発生状況について、資料を示しながら御説明します。
7月から始まった第7波は、オミクロン株のBA.5系統を中心に、爆発的に感染が拡大しました。お盆期間中は、感染者数が若干減少したものの、8月19日には、全国で初めて26万人を超えるなど、高い感染レベルが続いています。本市においても、8月17日に、過去最大となる550人の感染者を確認している状況です。
年代別では、全ての年代で感染が拡大していますが、特に40代以下の方の感染が中心となっています。
療養状況としては、自宅療養者が95%を超えており、ほとんどの方が軽症ですが、オミクロン株は、持病が悪化して重症化することが見受けられることから、高齢者や基礎疾患を有する方など、重症化リスクが高い方については、保健師による電話での聞取り調査を継続するなど、より丁寧な対応を行っています。
感染者の急増に伴い、市内における発熱外来での診療がひっ迫し、通常診療への影響が懸念されました。このため、医療機関の負担軽減を図ることを目的に、水戸市独自の施策として、抗原検査キットの無料配布及び自己検査による陽性登録制度を8月9日から開始しました。8月27日現在で、抗原検査キットは9,363個を配布しており、自己検査により陽性登録を行った人数は、1,215人に上っています。検査キットの無料配布については、不適切な申請が散見されました。このことについては、メディアの皆様に報道いただき、現時点では解消されました。皆様の御協力に感謝申し上げます。
さらには、休日夜間緊急診療所において、診療に併せて抗原検査キットによる検査を開始しました。
水戸市医師会からも、これらの対応により、コロナ業務の負担軽減につながっているとの感謝の言葉をいただきました。
なお、国の制度改正により、市民においても、抗原検査キットがインターネット販売で入手可能となる見込みであることから、抗原検査キットの無料配布は、当初の予定どおり、8月31日をもって終了することとします。
また、自己検査による陽性登録制度についても、茨城県で実施している陽性登録制度が9月30日まで延期されることから、水戸市独自の陽性登録の申請受付は、8月31日をもって終了します。その後の自己検査による陽性登録については、茨城県の制度に一本化しますので、県の制度を利用するようお願いします。
今後も、市民の命と健康を守るために必要な施策については、積極的に実施していきたいと考えています。
8月24日に、首相から、感染者の全数把握の見直しについての方針が示され、自治体の判断で、患者の届出の範囲を、65歳以上の方や入院を要する方など重症化リスクが高い方に限定できることとなりました。
当該方針を受け、茨城県においても、8月31日から、緊急避難的に、発生届の対象の限定を開始することとなりました。
今回の見直しにより、重症化リスクが高い方に業務を集中することができるものであるとは認識していますが、始まってみなければ分かりません。詳細な運用方法については、現在、茨城県と調整を行っているところで、この後も、詳細を示していただくよう要請していきます。決定次第、市ホームページやSNS等を活用し、市民にわかりやすい周知を行っていきます。
引き続き、茨城県と連携を密にしながら、市民が安心できる体制整備に集中して取り組んでいきます
学校での対応については、本日から新学期が始まりましたが、引き続き、国のマニュアル等に基づき、3密の回避や検温、手洗いなど、基本的な感染症対策を講じながら、学校活動を行うとともに、同一学級内で2名以上の児童生徒等の感染が判明するなど、学級内で感染が広がっている可能性が高い場合には、5日間の学級閉鎖とします。学級閉鎖期間においては、整備した1人1台端末を活用し、オンライン授業等を実施することで、子どもたちの学びを継続していきます。
各学校においては、国のマニュアル等に基づき、「3つの密(密閉・密集・密接)」の回避、毎朝の検温、手洗い、換気、マスクの着用などの基本的な感染症対策に努めています。給食は、引き続き、正面を向いての黙食とし、体育や合唱、部活動など、感染リスクの高い活動は、より感染症対策を徹底した上で実施していきます。
学級閉鎖等の基準については、同一学級内で2名以上の児童生徒等の感染が判明するなど、学級内で感染が広がっている可能性が高い場合には、5日間の学級閉鎖としています。部活動内で2名以上の部員等の感染が判明するなど、部活動内で感染が広がっている可能性が高い場合には、5日間の活動中止とし、登校を控えることとしています。学年内で約半数が学級閉鎖、学校内で約半数が学年閉鎖になるなど、学校内で感染が広がっている可能性が高い場合には、学年閉鎖や臨時休校について、学校の実情、つまり学校規模や感染状況等に応じ、個別に判断しています。
学級閉鎖期間中の5日間は、オンライン授業による対応を行います。令和3年度のオンライン授業の経験があるため、円滑に対応できており、トラブルもなく、スムーズな対応が図られています。なお、小学校1年生については、プリント学習と併用するなど、保護者の理解を得ながら実施してきました。通信環境の整備が間に合わない家庭に対しては、各学校からモバイルルーターを貸し出す対応をしています。今年度は、プロバイダ契約を見直し、より安定的な通信環境への改善を図っています。今年度新たに、ウェブカメラ・三脚・ワイヤレスマイクを各教室に整備しました。このことによって、オンライン授業の円滑な実施を図っていきたいと考えています。
水戸黄門まつりは、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、2年連続中止を余儀なくされました。コロナ禍での対応も3年目となり、私たちは様々なことを経験し、学んできたことから、全てを中止とするのではなく、感染症対策と社会経済活動を両立させていく段階にあると認識しています。
今年の水戸黄門まつりについては、今回に限り、開催目的を観光振興よりも“水戸黄門まつりの伝統と文化の継承”に重きを置くとともに、熱中症対策の観点からも、開催時期等を変更して実施することとしています。花火大会は、10月22日(土曜日)18時30分~19時30分、千波湖周辺で行います。本祭は、11月5日(土曜日)10時00分~19時00分、県三の丸庁舎広場で開催します。
そのため、本来であれば、まつり開催により、多くの方々を水戸に呼び込み、地域経済の活性化を期待するものですが、今回の開催は、山車・神輿などの演者の熱意と熟練した技術を絶やさず、そして、黄門まつりの伝統と文化を次の世代へしっかりとつないでいく、きっかけになることを期待しています。
また、多くの方々にとって、来年以降、国道50号等を舞台とするフルバージョンでの黄門まつりの開催が待ち遠しくなるように機運が高まればと思っています。
今年の秋は、県とJRが一体となって取り組むデスティネーションキャンペーン(DC)のプレ期間であることから、黄門まつりのPRを積極的に行い、水戸の魅力を全国に発信し、多くの方々に知っていただくとともに、水戸を訪れていただくことにつなげていきたいと考えています。
感染症対策については、より安全で安心なまつりの開催に向け、水戸偕楽園花火大会及び本祭ともに、県のガイドライン等を踏まえ、出来る限りの感染症対策を講じていきます。
水戸偕楽園花火大会においては、マスク着用の徹底のほか、大声を出さないことや密になっての観覧を控えていただけるよう、積極的に呼びかけていきます。また、協賛席及び今回から新たに設置する有料観覧席を利用する方に対しては、マスク着用はもちろん、検温や手指消毒を行うこととしています。
本祭においては、「観覧者として参加するガイドライン」と、「出演者・出店者として参加するガイドライン」を、実行委員会がそれぞれ策定し、これらのガイドラインに基づき、感染症対策を講じます。さらに、感染症対策の観点から、メイン会場を茨城県三の丸庁舎の敷地内とし、会場(同敷地内)への出入口を限定し、観覧者には検温及び手指消毒を行った上で、入場していただきます。
黄門まつりが中止となる可能性については、感染状況はもちろんのこと、国及び県の動向とともに、実行委員会で定めた「まつり開催可否に係るガイドライン」を踏まえながら、まつりの開催可否を慎重に判断していきたいと考えています。今後においても、水戸観光コンベンション協会をはじめとするまつり関係者等との連携・協力を密にしながら、様々な効果をもたらすまつりとなるよう、努めていきます。

【記者】茨城県が新型コロナウイルス感染者の発生届の対象の限定を開始することについて、調整を進めているとのことだが、始める時期については県に合わせて8月31日という認識でよいか。また、現状を鑑みて、実際にどの程度の業務負担の軽減につながると考えているか伺いたい。
【市長】開始時期については、茨城県全市町村が対象ですから、ダブルスタンダードで市民が混乱しないように、しっかり準備をして始めていきたいと考えています。
保健所の負担軽減を期待したいところですが、フォローアップセンターの運用方法や、県と水戸市の役割分担など、まだ明確に決まっていないので、正直申し上げて、どれだけの負担軽減につながるのか図れません。
組織の長として、職員の負担軽減につながることは歓迎しますが、市民の健康と命が損なわれることがないよう、その点を最優先に対応していきたいと考えています。

【記者】新型コロナウイルスの学級閉鎖の基準について、同一学級内で2名以上の児童生徒等の感染が判明したら学級閉鎖と定義しているが、教員の感染が広がった場合、授業を継続できるのか。そういった場合の対応について、何か行っていることがあれば伺いたい。
【市長】教育委員会の指導主事が応援に入るなど臨機応変に対応しています。

【教育部長】実際、1学期に、教員の感染者が複数出たことで、学校内では対応できなくなり、教育委員会の指導主事が対応したケースがありました。感染状況にもよりますが、基本的には、学校内で管理職や担任を持っていない教員で補いながら、それでも対応できない場合は、教育委員会からの応援で対応していきます。

【記者】教育現場について、10月以降はインフルエンザも視野に入ってくるが、インフルエンザが流行した場合の学級閉鎖の対応はどうなるのか。
【教育部長】インフルエンザについては通常対応を考えており、同一学級内の児童生徒等の2割が感染した場合、学級閉鎖となります。

【記者】まちなかシェアサイクル事業について、具体的にポートごとに何台自転車を置くといった運用方法や、料金体系はどう考えているのか。また、市長の期待についても伺いたい。
【市長】導入台数は30台で、サイクルポートは5か所用意しますが、利用者は好きなところから乗って好きなところで止められるので、管理者が特定のサイクルポートに偏らないよう整備する運用となります。整備には労力や費用がかかりますが、利用者の利便性を考慮し、円滑な運用を図りたいと考えています。
また、これまでのアナログ的なレンタサイクル事業を、スマートフォンを使って簡単に借りられるようデジタル化も進めていきます。
安価な料金設定にすることで、気軽に利用いただくことを望んでいます。出張で訪れたビジネスマンが街中でちょっと移動したい時の利用も含め、観光客も、電動アシスト付き自転車ですので坂道も苦にならず、コンパクトにまち歩きを楽しんでいただき、水戸って便利なところだと思ってもらうことを望んでいます。それをSNS等で発信いただき、水戸の魅力が波及することを期待しています。
【市長公室長】料金は、30分150円、15分75円を想定しています。ただし、公募により事業者を選定しますので、料金が安くなる可能性もあります。

【記者】経済振興・子育て支援プレミアム商品券発行事業について、どういったお店で使えるのか、飲食店も含まれるのか伺いたい。
【産業経済部長】取扱店舗についてはこれから募集をかけますが、目標は1,000店舗で、飲食店も含みます。

【記者】来月行われる安倍元首相の国葬については、一部市民からは反対の声も上がっているが、市長の考えを伺いたい。また、教育長を通して教育現場で弔意を示すよう要請することや、呼びかけを行う意思はあるのか。
【市長】安倍元首相とは一度食事をご一緒したことがあり、政治姿勢についてお話しする機会がありました。国民を思い、自分の政治に突き進んでいる力強さがある方だという印象があります。国葬について賛否両論があることは承知しています。個人的には弔意を示しており、国葬については反対していません。
一方で、半旗を掲げるなど弔意を市民や職員、教育現場に要請することは考えていません。
【記者】教育現場に対して弔意を要請しないということだが、強制しないようにと指示する考えはあるのか。
【市長】特に想定はしていませんでしたが、教育長と話し合い、教育現場での弔意の強制が起こらないようにしたいと考えます。

【記者】旧統一教会について、市長はこれまでに祝電を送ったことや、旧統一教会関連のイベントに参加したことはあるか。
【市長】私の日程は、全て秘書課がコントロールしており、団体の背景についても確認したうえで日程を組んでいますので、これまでに、旧統一教会とは一切関係していないことを確認しています。
後援会の職員に確認したところ、全く関わりを持っておらず、後援会事務所や選挙事務所にもそれらしき人物が来たことはないと報告を受けています。

【記者】来年の4月に市長の任期満了を迎えるが、4期目の出馬について、方針が決まっているか伺いたい。
【市長】コメントは差し控えさせていただきます。

 

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