水害にあった際にすることの一般的な手順をまとめています。
落ち着いて、できることから始めましょう。
※「水害にあったときに~浸水被害からの生活再建の手引き」(「震災がつなぐ全国ネットワーク」作成)より文章と画像を抜粋。
- 被害の様子がわかる写真や動画を撮る
- 家の外をなるべく4方向から、浸水した深さがわかるように撮る
- 室内の被害状況もわかるように撮る

- 家の施工会社や大家に、家が浸水したこと、浸水のおおよその深さを伝える
- 火災保険や共済に加入しているときは、担当者にも連絡する
どの火災保険に入っているかわからないとき
問合せ
自然災害損保契約照会センター(一般社団法人 日本損害保険協会内)
電話番号:0120-501-331(無料)
午前9時15分から午後5時(土曜日・日曜日、祝日、年末年始をのぞく)
- 市役所、町村役場に浸水したことを申し出る
- 被害認定の調査を受ける

- かたづけはゆっくり
- 作業のあとには手指を消毒
- ゴミ捨てのルールはふだんと異なる
- ボランティアにお願いする
再利用が難しいもの

使えるかもしれないもの
- ふすま、障子
- エアコン室外機
- トイレ、風呂釜
- 食器類

こんなものはどうする?
自動車、農機具
- 絶対にエンジンをかけず、修理工場に連絡をする
- しばらく乗らないときは、車検証とナンバーをはずしておく(盗難防止のため)
- 「無料で処分する」という悪徳業者に注意
アルバム、写真類
- 濡れていても捨てなくてよい
- 写真を水で洗い、干す
- すぐに洗えない場合はアルバムを広げて乾かす
- 重なった写真は1枚ずつ離す
- 固着していたら水に浸けて剥がす
- 写真を撮影してデータで残す手も
携帯電話、スマートフォン
- 電源を入れずに電池、SIMカード、SDカードを外し、保管する
- 泥水に浸かった場合は、防水型でも一度電源を切って乾燥させる
- 最寄りの携帯ショップに相談する
現金、通帳など
- 汚れた現金は、一定の条件のもと、新しいお金に換えてもらうことができる
- 災害のあとは、通帳や印鑑がなくても便宜的に支払いに応じてくれることがあるので、取引銀行や金融機関に相談する
床下に水、泥が入り込んでいるか確認する

泥の除去と床下の消毒をする
- 床下の泥をかき出して洗い、消毒する
- 消毒剤は注意書きをよく読んで使う
よく使われる消毒剤
逆性石けん(ベンザルコニウム塩化物)
- 「オスバンS」が代表的な商品名。水でうすめて家財や床材、手指の消毒に使う。原液を素手でさわらない。
※消石灰はヤケドなどの危険性があるため、逆性石けんがお勧め
カビを防ぎ、とにかく乾燥
- 床、壁、天井などに消毒用エタノール(80%溶液)をスプレーし、ぞうきんでふき取る
- 家具などに使う際は、色落ちしないか目立たないところで確認する
- 換気をよくし、火気を使わない
- 壁も水を吸っているので、中を確認する
- しっかり乾燥させるには最低1ヶ月ほどかかる

基本は肌の露出を避けること。

電気(ブレーカー)
- 水害の後にブレーカーが落ちていたら、どこかで漏電しているかもしれないため、電力会社に相談する
- 避難などで家を離れるときは、ブレーカーを切っておく
水
- 水道復旧直後は水が汚れている場合があるので、しばらく流す
- 井戸水は水質検査が終わるまで飲まない
- 浄化槽の場合は、トイレや風呂を使う前に点検をする
ガス
- 元の位置から動いてしまったプロパンガスのボンベは、復旧をする前にガス業者に点検を依頼する
添付ファイルのダウンロード
水害にあったときに~浸水被害からの生活再建の手引き~(チラシ版)[PDFファイル/705KB]<外部リンク>
水害にあったときに~浸水被害からの生活再建の手引き~(冊子版)[PDFファイル/8.34MB]<外部リンク>
<外部リンク>
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