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水洗化状況につきましては,当年度末の水洗化戸数は99,286件,水洗化人口は198,621人となり,処理区域内人口に対する水洗化率は88.2%となりました。処理水量につきましては,年間処理水量は30,712,131立方メートル,1日平均処理水量は83,913立方メートルとなりました。
収益的収支とは,下水の処理や使用料の収納等に関わる年間収支のことです。収益的収入には,下水道使用料などがあり,令和5年度の収入額は9,117,615,927円(税抜)(対前年度比446,062,259円の増加)となりました。収益的支出には,施設の維持管理及び使用料の収納にかかる費用や借入金の支払利息などがあり,令和5年度の支出額は8,867,549,358円(税抜)(対前年度比469,647,578円の増加)となりました。よって,差引250,066,569円の純利益となりました。
なお,令和5年度から農業集落排水事業が地方公営企業法の全部適用に移行したことに伴い,下水道事業会計において,公共下水道事業と農業集落排水事業の予算の管理を行うこととなりました。
資本的収支とは,下水道管の布設や処理施設等の施設整備に関わる年間収支のことです。資本的収入には,企業債や国からの補助金などがあり,収入額は5,722,238,881円(税込)(対前年度比985,883,361円の増加)となりました。資本的支出には,施設整備に係る費用や企業債償還金などがあり,支出額は9,727,023,219円(税込)(対前年度比822,085,801円の増加)となりました。よって,収入額が支出額に対して4,004,784,338円の不足となりましたので,損益勘定留保資金等で補てんしました。
主な投資的事業につきましては,管渠建設改良事業として,新規の下水道管の整備を行うことにより,下水道管網の整備・拡充に努めました。
また,処理場建設改良事業として,水戸市浄化センターの設備の改築工事を行いました。