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水戸市の下水道事業と農業集落排水事業は、各事業で策定した経営戦略に基づき、財政の健全化を図りながら事業運営を行ってきました。
令和5年度に経営戦略の計画期間が満了したことから、今後も、将来にわたって安定した汚水処理サービスを提供しつづけるため,中長期的な視点に立って今後の事業の経営を展望し、財政の健全化に向けた指針を示すことを目的として、経営戦略を改定した水戸市下水道事業経営戦略(第2期)を策定しました。
計画期間は、令和6年度から令和15年度までの7年間です。
水戸市下水道事業と農業集落排水事業は、令和5年度に会計を統合しました。これに伴い、水戸市下水道事業経営戦略(第2期)では、両事業の経営戦略を統合した内容としています。
両事業の経営状況から、引き続き取り組むべき課題を踏まえ、経営の基本方針として、次の4つを掲げました。
計画期間に達成すべき目標について、経営指標を用いて、次のように定めました。
経営指標 |
目標値 |
---|---|
(1)下水道普及率 |
86.83% |
(2)企業債残高対事業規模比率 |
1487.27% |
(3)水洗化率 |
89.48% |
(4)汚水処理原価(維持管理費) |
87.17円/立方メートル |
(5)汚水処理施設の統合施設数 |
4施設 |
(6)使用料収入に対する汚水処理費(維持管理費)の割合 |
51.53% |
計画期間に行う投資について試算するとともに、各年度の収支を予測し、投資・財政計画として整理しました。
毎年度、決算が確定した際には、予測の検証を行うとともに、3か年実施計画や予算との整合にも十分に配慮し、計画が実態と乖離することがないよう進行管理していきます。
また、下水道使用料の見直しや、下水道事業の経営に影響を与える重要な計画等の策定があった場合には、それによる投資財政計画への影響を勘案し、必要に応じて、適切な見直しを行うものとします。