ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

本文

蚊媒介感染症に注意しましょう

ページID:[[open_page_id]] 更新日:2023年9月12日更新 印刷ページ表示

蚊媒介感染症とは

蚊媒介感染症とは、病原体を保有する蚊に刺されることによって起こる感染症のことです。

現在、熱帯及び亜熱帯地域において、デング熱の大規模な流行が報告されています。
これらの地域への渡航の際は、デング熱をはじめとした蚊媒介感染症に注意が必要です。帰国後も潜伏期間があることから健康観察を行うとともに、もし症状が現れたときには速やかに医療機関を受診しましょう。
また、医療機関を受診する際は、海外に行ったことや蚊に刺されたことがあるかなどを医師に伝えましょう。

原因と感染経路

主に病原体を保有する蚊が刺すことによりヒトに感染します。媒介する蚊は疾患により異なります。

主な蚊媒介感染症

調べたい感染症をクリックすると、詳細を厚生労働省ホームページで確認できます。

デング熱<外部リンク>

潜伏期間​2~14日(多くは3~7日)。
発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、発疹などが主症状で、まれに出血性症状を示す重症例もあります。

チクングニア熱<外部リンク>

潜伏期間3~12日(通常3~7日)。
発熱、関節痛、発疹、頭痛、全身倦怠感などの症状が現れます。

ジカウイルス感染症<外部リンク>

潜伏期間3~12日。
感染者のうちおよそ8割の人には、ほとんど症状が現れません。
軽度の発熱、発疹、結膜炎、筋肉痛、関節痛、倦怠感、頭痛などの症状が現れます。
妊娠中にジカウイルスに感染すると、お腹の中の赤ちゃんが小頭症などにかかる場合があります。

日本脳炎<外部リンク>

潜伏期間6 〜16 日。
突然の高熱、頭痛、おう吐、意識障害、麻痺などが主症状です。後遺症を残す場合もあります。
日本脳炎にはワクチンがあり、ワクチン接種により、日本脳炎の罹患リスクを75~95%減らすことができると報告されています。
ワクチン接種についての詳細は下記をご覧ください。

これらの疾患の他に、ウエストナイル熱<外部リンク>マラリア<外部リンク>黄熱<外部リンク>などがあります。

予防のポイント

出かけるときは肌の露出を少なくしましょう

蚊が潜む場所をなくしましょう

やぶなどの蚊がいそうな場所に行くときは、できるだけ肌を露出せず、虫よけスプレーを使用するなど、蚊に刺されないよう注意してください。

  • 蚊から身を守る
    長袖、長ズボンの着用、定期的な虫よけスプレー等の使用により蚊に刺されないように注意しましょう。
  • 蚊の発生を防ぐ
    蚊の幼虫が発生しやすい水たまりなどを除去しましょう(植木鉢の皿、古タイヤにたまった水、雨ざらしの用具など)。

日本脳炎は予防接種、マラリアは医師の処方による予防内服が有効です。

蚊媒介感染症に注意
【用心編】感染症の運び屋 蚊からバリアーで身を守れ!(厚労省ポスター) [PDFファイル/168KB]

ジカ熱・デング熱の運び屋 ヒトスジシマカの発生源を叩け!
【発生源編】ジカ熱・デング熱の運び屋 ヒトスジシマカの発生源を叩け! [PDFファイル/357KB]

診断・感染症法との関係

ウエストナイル熱、ジカウイルス感染症、チクングニア熱、デング熱、日本脳炎、マラリア及び黄熱は感染症法上の4類感染症(全数報告対象)とされ、診断した医師は直ちに最寄りの保健所に届け出なければならないと定められています。

関連情報

Adobe Reader<外部リンク>
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)