ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 子育て情報サイト > 赤ちゃん > 新生児について > 乳幼児突然死症候群(SIDS)をご存知ですか

本文

乳幼児突然死症候群(SIDS)をご存知ですか

ページID:0086990 更新日:2024年12月1日更新 印刷ページ表示

​睡眠中に赤ちゃんが死亡する原因には、窒息などによる事故のほか、乳幼児突然死症候群(SIDS:Sudden Infant Death Syndrome)という病気があります。
赤ちゃんをSIDSから守るため、お母さんやお父さんだけでなく、赤ちゃんの身近にいるすべての人も、SIDSについて理解を深め、SIDSの発症リスクを低くする取組にご協力ください。

乳幼児突然死症候群(SIDS)とは

乳幼児突然死症候群(SIDS:Sudden Infant Death Syndrome)は、何の予兆も既往歴もない赤ちゃんが、眠っている間に突然亡くなってしまう原因不明の病気です(窒息などの事故とは異なります)。

日本でのSIDS発生数は減少傾向にあるものの、令和5年には48名の乳幼児がSIDSで亡くなっており、乳児期の死亡原因としては第5位となっています。​また、寒い時期に発生しやすい傾向にありますので、これからの季節は特に注意が必要です。

SIDSの予防方法は確立していません。しかし、これまでの研究などから、以下の3つのポイントを守ることによりSIDS発症のリスクを低くすることができるとわかっています。

SIDS啓発のリーフレットです

SIDSの発症率を低くする3つのポイント

1歳までは「あおむけ」に寝かせる

SIDSは睡眠中に起こります。

うつぶせ寝・あおむけ寝のどちらの体制でも起こりますが、あおむけに寝かせた方が発症率が低いことがわかっています。医学上の理由でうつぶせ寝を勧められている場合以外は、赤ちゃんの顔が見えるあおむけに寝かせましょう。睡眠中の窒息事故を防ぐ上でも有効です。

できるだけ母乳で育てる

母乳で育てられている赤ちゃんのほうが、SIDSの発症率が低いことがわかっています。

様々な事情があり、すべての人が母乳育児ができるわけではありません。人工乳が直接SIDSを引き起こすわけではありませんが、無理のない範囲で母乳育児にトライしてみましょう。

たばこをやめる

たばこもSIDSの発症要因のひとつであるといわれています。

乳幼児の周囲で誰かがたばこを吸うことは、SIDSの発症率を高くすることがわかっています。妊婦自身の喫煙だけでなく、まわりの人が吸ったたばこの副流煙を妊婦が吸う「受動喫煙」も生まれた後の赤ちゃんのSIDS発症の要因になります。

妊婦本人の喫煙はもちろん、妊婦や赤ちゃんのそばでの喫煙はやめましょう。

眠っている赤ちゃんの窒息を防ぎましょう!

一日の多くを寝て過ごす赤ちゃんにとって、睡眠時の環境はとても大切です。SIDSの直接の原因ではありませんが、睡眠環境を整えることで赤ちゃんの窒息を防ぐことができます。

SIDSリーフレット②

関連リンク

こども家庭庁「乳児突然死症候群(SIDS)について」<外部リンク>

こども家庭庁YouTube「赤ちゃんに突然起こるSIDS できることとは?」<外部リンク>

政府広報オンライン「SIDS(乳幼児突然死症候群)から赤ちゃんを守りましょう」<外部リンク>(動画)

Adobe Reader<外部リンク>
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)

相談したい (相談窓口、Q&A)