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ヤングケアラーについて

ページID:[[open_page_id]] 更新日:2022年12月1日更新 印刷ページ表示

ヤングケアラーとは

 法令上の定義はありませんが,年齢や成長の度合いに見合わない重い責任や負担を負って,本来,大人が担うような家族の介護や世話をすることで,自らの育ちや教育に影響を及ぼしている18歳未満の子どもとされています。

家庭内での役割(家族のケアやお手伝い)が子どもにもたらす影響

 子どもが果たす家庭内での役割(家族のケアやお手伝いの範囲や程度)は,時代,文化,地域などによって異なります。子どもの年齢や成熟度に合った家族のケア,お手伝いは子どもの思いやりや責任感などを育みます。

 一方で,子どもの年齢や成熟度に合わない重すぎる責任や作業など,過度な負担が続くと,子どもに次のような影響が出る可能性があります。

・子ども自身の心身の健康が保持・増進されない
・勉強に取り組むことや子どもらしい情緒的な関わりができず,年齢相応に自身の将来のことを考えることができなくなってしまう
・家族に負担をかけないよう,自分の希望が言えなくなったり,進学を諦めてしまったりする
・家族のケアが長期化することで,自立が遅くなったり,できなくなってしまう

ヤングケアラーに気付くためのポイント

 ヤングケアラーは家庭内での問題であり,表に出にくいものです。
 また,子ども自身やその家族がヤングケアラーであるということを認識していない場合もあります。

 ヤングケアラーの存在に気づくためにまず必要なことは,子どもに携わる様々な人が,「ヤングケアラーがいるかもしれない」ということを常に意識することです。

 ★ヤングケアラーなのでは?と気付くきっかけの例
 ・本人の健康上に問題がなさそうだが欠席が多い,不登校である
 ・遅刻や早退が多い
 ・子ども同士よりも大人と話が合う
 ・幼いきょうだいの送迎をしていることがある
 ・家族の介護・介助をしている姿を見かけることがある
 ・毎日のようにスーパーで買い物をしている,洗濯物を干している
 ・親の通訳をしている

ヤングケアラーの相談窓口

 水戸市ではヤングケアラーに関する相談窓口を設置しています。気になるお子さんについて,お気軽にご相談ください。また,子ども自身からの相談も受け付けています。

【水戸市の相談窓口】
 〇こども部子育て支援課
  Tel:029-232-9111
  月~金曜日 8時30分~17時15分(祝日,年末年始を除く)

【子ども専用相談窓口】
 〇子どもホットライン(茨城県教育委員会)
  Tel:029-221-8181
  Fax:029-302-2166
  メール:kodomo@edu.pref.ibaraki.jp

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