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4種混合予防接種(定期接種)
4種混合ワクチン販売終了のお知らせ
令和6年度から5種混合ワクチン(※1)が定期予防接種化されたことに伴い、4種混合ワクチン(※2)の製造が終了しています。
4種混合ワクチンとヒブワクチンで接種を開始した方については、原則として、同一のワクチンで接種を完了することとされていますが、4種混合ワクチンでの接種が難しい場合は、下記の方法で接種することができます。
(※1)百日咳、ジフテリア、破傷風、ポリオ、ヒブの混合ワクチン
(※2)百日咳、ジフテリア、破傷風、ポリオの混合ワクチン
4種混合ワクチンとヒブワクチンの回数が揃っている場合
残りの回数を5種混合ワクチンに切替えて接種します。
4種混合ワクチンとヒブワクチンの接種回数が異なる場合
4種混合ワクチンよりヒブワクチンの接種回数が少ない場合
ヒブワクチンを接種し、4種混合ワクチンと接種回数を揃えます。その後、残りの回数があれば5種混合ワクチンで接種します。
※生後7か月以降にヒブワクチンの1回目接種を打っている場合は、接種回数を揃える必要はありません。
4種混合ワクチンよりヒブワクチンの回数が多い場合
- 4種混合ワクチンの代わりに、3種混合ワクチン(※3)と不活化ポリオワクチンを接種し、ヒブワクチンと接種回数を合わせます。その後、残りの回数があれば5種混合ワクチンを接種します。
- 3種混合ワクチンが入手困難な場合(※4)は、ヒブワクチンの回数が多くなりますが、5種混合ワクチンで接種することもできます。接種する医療機関の医師とよくご確認の上、接種してください。
(※3)百日咳、ジフテリア、破傷風の混合ワクチン
(※4)3種混合ワクチンは、百日咳の流行などにより全国的に需要が高まり、限定出荷となっています。接種を希望した際に、直ぐに入手が困難な場合がありますので、お待ちいただくことがございます。あらかじめご了承ください。
対象者
対象年齢 | 接種回数と標準的な間隔 | 標準的な接種年齢 | 持参するもの |
生後2か月以上7歳6か月未満 | 初回:3回 (20日から56日までの間隔をおいて3回) 追加:1回 (1期初回(3回)終了後、1年から1年6か月以上の間隔) |
初回:生後2か月以上1歳未満 | 母子健康手帳、予防接種券 |
※4種混合の予防接種券を持っている方が、「3種混合+不活化ポリオ」または「5種混合」を受ける場合、改めて予防接種券を発行する必要はありません。「4種混合」の予防接種券を医療機関へ持参してください。
令和6年4月1日から、4種混合ワクチンとヒブワクチンの両方の成分を含む5種混合ワクチンが定期接種となりました
これまで、4種混合ワクチン(ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオ)とヒブワクチンの2本を接種することで予防していた感染症が、5種混合ワクチンの1本で予防できるようになりました。
令和6年4月1日以降に初めて接種する方は、5種混合ワクチンを接種することができます。
※5種混合ワクチンについての詳細は、市ホームページをご確認ください。
予防接種を受けるときの注意
すべて個別接種(医療機関)で実施します。
- 医療機関へ直接電話などで申込んでください。
- 一覧以外の医療機関での接種を希望するときは、感染症対策課へお問い合わせください。
- 接種には保護者が付き添ってください。やむを得ず代理人(祖父母等)が付き添う場合は、保護者の委任状を提出してください。委任状が無い場合は接種を受けられません。
- 予防接種上の年齢は、誕生日の前日から数えます。4種混合の対象年齢は、生後2か月の前日から、生後7歳6か月の前日までとなります。
予防接種実施医療機関
添付ファイルのダウンロード
4種混合ワクチンを接種することで予防できる感染症
ジフテリア
ジフテリアは、ジフテリア菌により引き起こされる病気です。主に咳やくしゃみなどの気道の分泌物によってうつり、喉などに感染して毒素を放出します。症状は、発熱、のどの痛み、物が飲み込みにくい、声がかれるなどの症状が認められます。2、3日の間に、ジフテリア毒素の働きによって破壊されたのどの組織が、偽膜(ぎまく)と呼ばれる厚い灰白色の層となります。この偽膜が広がると気道がふさがれて、息ができなくなることがあります。治療をしてもかかった人の10%くらいが死亡する病気です。また、ジフテリア毒素が血液とともに離れた臓器まで運ばれて、心臓や神経の病気(合併症)を起こすことが知られています。
百日せき
百日せきは、百日咳菌によって引き起こされる病気です。激しい咳をともなう病気で、1歳以下の乳児、とくに生後6か月以下の子どもでは亡くなってしまうこともあります。主に咳やくしゃみなどの気道の分泌物によってうつり、咳のために乳幼児では呼吸ができなくなるために全身が青紫色になってしまうこと(チアノーゼ)やけいれんを起こすことがあります。また、窒息や肺炎等の合併症が致命的となることがあります。
破傷風
破傷風は、破傷風菌により引き起こされる病気で、かかった場合に亡くなる割合が非常に高いです。主に傷口に菌が入り込んで感染を起こし毒素を通して、さまざまな神経に作用します。口が開き難い、顎が疲れるといった症状に始まり、歩行や排尿・排便の障害などを経て、最後には全身の筋肉が固くなって体を弓のように反り返らせたり、息ができなくなったりし、亡くなることもあります。
ポリオ(小児まひ)
ポリオは脊髄性小児まひとも呼ばれ、ポリオウイルスによって引き起こされる病気です。子ども(特に5歳以下)がかかることが多く、麻痺などを起こすことのある病気です。主に感染した人の便を介してうつり、手足の筋肉や呼吸する筋肉等に作用して麻痺を生じることがあります。永続的な後遺症を残すことがあり、特に成人では亡くなる確率も高いものとなっています。
関連情報
- 公益財団法人予防接種リサーチセンター<外部リンク>(新しいウィンドウが開きます)