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ダニ媒介感染症に注意しましょう

ページID:[[open_page_id]] 更新日:2023年7月4日更新 印刷ページ表示

ダニ媒介感染症とは

ダニ媒介感染症とは、病原体を保有するダニに咬まれることによって起こる感染症です。
春から秋にかけては、マダニの活動が盛んになります。山や草むらで活動するときは、マダニに咬まれないように注意しましょう。

原因と感染経路

野外作業や農作業、レジャーなどで、ダニの生息場所に立ち入ると、露出した肌をダニに咬まれることがあります。ダニがウイルスや細菌などを保有している場合、咬まれた人が病気を発症することがあります。

主なダニ媒介感染症

調べたい感染症をクリックすると、詳細を厚生労働省ホームページで確認できます。

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)<外部リンク>

潜伏期間6~14日。
発熱、消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)が主症状で、頭痛、筋肉痛、神経症状、出血症状を起こすこともあります。

つつが虫病<外部リンク>

潜伏期間5~14日。
全身倦怠感、食欲不振とともに頭痛、悪寒、39度以上の高熱などを伴って発症します。皮膚には、特徴的なダニの刺し口、体幹部を中心に発疹みられるようになります。

日本紅斑熱<外部リンク>

潜伏期間2~8日。
頭痛、発熱、倦怠感を伴って発症し、ツツガムシ病と同じく、発熱、発疹、ダニの刺し口を主症状とします。

これらの疾患の他に、クリミア・コンゴ出血熱<外部リンク>回帰熱<外部リンク>ダニ媒介脳炎<外部リンク>などがあります。

予防のポイント

山や草むらでの野外活動のときは、肌の露出を少なくしましょう

  • 帽子、手袋を着用、首にはタオルを巻くか、ハイネックのシャツを着用しましょう。
  • 長袖・長ズボン、登山用のスパッツなどを着用しましょう。
    シャツの袖は手袋の中、シャツの裾はズボンの中、ズボンの裾は靴下や長靴の中に入れましょう。
  • 足を完全に覆う靴を履きましょう。サンダルなどは避けてください。
  • 明るい色の服を着ると、マダニを目視で確認しやすくなります。
  • 野外活動後は、入浴し、マダニに咬まれていないか確認しましょう。
    特に、わきの下、足の付け根、手首、ひざの裏、胸の下、頭部(髪の毛の中)などに注意しましょう。

茨城県衛生研究所では、マダニに関する動画を公開しています。

以下のURLからも視聴可能です。

URL:https://www.youtube.com/watch?v=Oh-evXU9J0k<外部リンク>

ダニに咬まれたときは

  • 無理に引き抜こうとせず、皮膚科などの医療機関を受診しましょう。無理に引き抜こうとすると、マダニの口器が皮膚の中に残り、化膿することがあります。
  • マダニに咬まれた後、数週間程度は体調の変化に注意し、発熱などの症状が出た場合は、医療機関で診察を受けてください。
    受診時に医師へ、野外活動の日付、場所、発症前の行動などを伝えてください。

リーフレット(ダニにご注意ください)の画像
リーフレット:「ダニ」にご注意ください [PDFファイル/821KB]

診断・感染症法との関係

​クリミア・コンゴ出血熱

感染症法上の1類感染症(全数報告対象)とされ、診断した医師は直ちに最寄りの保健所に届け出なければならないと定められています。​
学校保健安全法では、治癒するまでを出席停止期間としています。

回帰熱、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)、ダニ媒介脳炎、つつが虫病、日本紅斑熱​

感染症法上の4類感染症(全数報告対象)とされ、診断した医師は直ちに最寄りの保健所に届け出なければならないと定められています。

関連情報

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