地域の文化財を守る、新たな市独自の保護制度！水戸市地域文化財を初めて認定します

　本市では、国・県・市の指定文化財や国登録有形文化財に指定、登録されていないものの中でも、地域で大切に守り伝えられている文化財が数多くあります。
　そのため、これらの文化財を広く知ってもらい、後世に守り伝えることを目的に、平成30年3月に「水戸市地域文化財」制度を創設し、平成30年度の認定に向けた推薦物件の募集を行いました。推薦物件について水戸市文化財保護委員会から意見等をいただくなど、認定に向けた確認を進め、この度、「河和田城跡(かわわだじょうあと)」（河和田町）及び「薬師堂の民間信仰資料群(やくしどうのみんかんしんこうしりょうぐん)」（上国井町）の2件の文化財を、はじめて水戸市地域文化財として認定しました。
　認定された文化財は、修理や保存・活用等に対して、今後、教育委員会からの助言や情報提供が受けられるほか、当該文化財を分かりやすく解説する説明板が設置されるとともに、市のＨＰやＳＮＳ等によるＰＲを行います。

平成31年3月20日に2件を認定しました

参考

　水戸市地域文化財は、1.歴史や文化を伝えるもの（有形文化財）、2.古くから伝わる優れた技術・技法（無形文化財）、3.人々の生活文化を伝えるもの（民俗文化財）、4.史跡や名勝、天然記念物（記念物）のいずれかに該当するもののうち、以下の（1）～（5）の全てを満たしたものが認定されます。

（1）水戸市内の文化財
（2）地域が守ってきた文化財。または地域を知るうえで必要な文化財
（3）所有者及び管理責任者。あるいは，保持者又は保持団体がはっきりしているもの
（4）成立しておおむね50年以上が経過しているもの
（5）国・県・市の指定文化財や国登録有形文化財に指定，登録されていないもの