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目の愛護デー
👀 10月10日は目の愛護デーです!
10を横に倒すと、ちょうど眉と目の形に見えることから、厚生労働省は毎年10月10日を目の愛護デーと定め、眼疾患等に対する予防意識を高め、眼疾患の早期発見・治療等目の衛生に関する注意を呼びかけています。
今年度は「アイフレイル 早期予防で明るい未来を 眼科専門医はあなたの眼の健康をサポートします」が標語となっています。
アイフレイル 早期予防で明るい未来を 日本眼科医会チラシ [PDFファイル/4.86MB]
👀 失明原因の1位は緑内障、2位は糖尿病網膜症です
緑内障は眼圧の上昇により視神経に障害が起こり、視野が狭くなる病気です。40歳以上では20人に1人と高い頻度で緑内障にかかっています。年齢が上がるにつれてさらに頻度は高くなっていきます。
糖尿病網膜症は血糖値が高い状態が継続することで網膜の血管が弱くなり、出血やむくみが起きます。進行すると、網膜剥離や硝子体出血をきたし失明する可能性もあります。
どちらもほとんど自覚症状がないまま進行するため、定期的な検査を受けて早期発見をすることが大切です。
👀 眼底検査を受けましょう!
目の検査は視力検査だけではありません。眼底検査や角膜形状撮影などを行うことで、より詳しい目の状態を知ることができます。
眼底検査は、特に重要な検査です。眼底には、目や全身の病気の早期発見につながる情報がたくさんあります。検査では血管、網膜、視神経などの所見から、病気があるか、どのくらい進行しているのか確認でき、目の病気の早期発見につながります。
水戸市が実施する特定健康診査や高齢者健康診査でも眼底検査を行っています(一部医療機関を除く)。40歳以上の方は年に1回の特定健診の機会にチェックしましょう。
健診以外でも、メガネやコンタクトレンズを作るときや、「目が赤くなった」「目やにが出る」「目がかすむ」などの気になる症状があるときには眼科を受診し、眼底検査を希望してみましょう。
👀アイフレイルに気をつけよう
「アイフレイル」とは、『加齢に伴って眼が衰えてきたうえに、様々な外的ストレスが加わることによって目の機能が低下した状態、また、そのリスクが高い状態』のことです。
この状態をそのまま放置するとさらに衰えが進行し、日常生活において見え方に不快感や困難を感じ始め、生活の質(QOL)の低下につながります。
早期に発見できれば、適切な予防・治療が可能となり、進行を遅らせること、症状を緩和させることが期待できます。目の違和感を感じたら眼科を受診しましょう。
心身ともに健康であり続けるために、大切な目の健康寿命を延ばしましょう。
日本眼科啓発会議 アイフレイル啓発公式サイト<外部リンク>
👀 角膜移植をご存じですか?
角膜とは、黒目の表面を覆っている透明な膜のことを言います。目に入った光を通して光を屈折するレンズの役割を果たしているため、ごくわずかな変形や混濁が視力に大きな影響を与えます。
角膜移植は、混濁または変形した角膜を除去して、新しく透明な角膜を移植する手術です。
詳しくは、お近くの眼科医までお問合せください。