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水戸の納豆とは?

ページID:0075315 更新日:2024年7月10日更新 印刷ページ表示

水戸の納豆の歴史

納豆誕生

 納豆にまつわる伝承として、源義家が後三年の役(1083年)のとき、奥州に向かう途中、水戸市の渡里町の一盛長者の屋敷に泊まった折、馬の飼料に作った煮豆の残りを藁で包んでおいたところ、煮豆が自然に発酵し、納豆ができたといわれています。

※納豆の誕生については、諸説あります。

納豆商品化への挑戦

 水戸“天狗納豆”の始祖・初代笹沼清左衛門は「江戸に好んで食べるものに糸引き納豆と言うものあり」という古文書に注目し、納豆の商品化を立案。宮城県で2年間の修行の末、水戸に戻り、独自の製法で糸引き納豆の商品化に成功しました。

水戸土産としての納豆

 水戸の納豆が全国に有名になったのは、明治22年(1889年)の小山―水戸間の鉄道開通にあわせ、駅前広場で売り出されたことがきっかけです。当時、水戸以外では珍しかった「小粒大豆」による納豆は、乗降客に評判となり、水戸の納豆は、水戸名物として、知名度を高めていきました。その後、乗降客により口コミが伝えられて水戸の納豆は全国的に有名になり、昭和11年(1936年)には、常磐線水戸駅ホームで本格的に販売され、人気を呼びました。

水戸の納豆の特徴

 水戸の納豆の特徴は「小粒」。
 昔、水戸市の北を流れている那珂川の流域は、雨期の増水・氾濫の被害を受けるので、農作物も水害に対して抵抗力のあるものか、水害以前に収穫される農作物が作られていました。なかでも小粒な大豆は水害に対して抵抗力があるため盛んに耕作され、小さい豆でも美味しく作れる「納豆」として使われるようになりました。
 小さい豆はご飯に絡みやすく、ほかの納豆とは違った美味しさがあります。

納豆