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水戸市では、例年8月を「平和を考える月間」と位置づけ、風化しつつある戦争や水戸空襲の記憶、平和の大切さについて考える、ぴ~すプロジェクトに取り組んでいます。
令和2年度は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に伴い、イベント内容や開催時期を変更して実施しました。
戦後75年の特別展示として、戦時中、兵士・市民がどのような暮らしをしていたのか、また一度焼け野原となった水戸がどういった復興を遂げたのか、写真資料のほか、千人針や防空頭巾・飯盒など、当時の人々が実際に使用していた道具を展示しました。あわせて、平和に関する市の取組を写真で紹介しました。
開催期間:8月1日(土曜日)~11月30日(月曜日)
会場:市平和記念館
平和祈念展示資料館(東京都新宿区)では、先の大戦における、兵士や強制抑留者などの労苦を、戦争を知らない世代をはじめ、より多くの人に伝えるため、全国巡回展を開催しています。
戦後75年の節目を記念し、「平和祈念展in水戸」として、同資料館の所蔵資料をはじめ、水戸出身の兵士が携帯していた日章旗や千人針など、水戸にゆかりのある戦災資料を展示しました。
開催期間:12月9日(水曜日)~12月15日(火曜日)
会場:ザ・ヒロサワ・シティ会館(県民文化センター)
「わたしたちの平和」作文コンクール入賞者の作品集を、「平和祈念展in水戸」の平和記念館紹介コーナーに展示しました。
※入賞者作品集は市平和記念館にて常設展示しておりますので、ぜひご覧になってください。
開催期間:12月9日(水曜日)~12月15日(火曜日)
会場:ザ・ヒロサワ・シティ会館(県民文化センター)
戦後75年企画として、「子どもミュージアム 戦争ってなに?-かなしみと腹ペコの日々-」を市立博物館で開催しました。
12月26日(土曜日)には、関連イベントとして、市語り部を含む戦争体験者3名に、各々の体験を講演していただきました。ご本人が当時実際に使用していたものを見ながらお話を聞くという、とても貴重な経験となりました。
開催期間:12月5日(土曜日)~令和3年1月11日(月曜日・祝日)
会場:市立博物館
講話者:岡田 志朗氏(商業学校学生、水戸空襲の体験)
篠原 吉宗氏(予科練生、シベリア抑留の体験)
住谷 定氏(予科練生、予科練での訓練体験)