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D51形515号蒸気機関車
名称 |
D51形515号蒸気機関車(でぃーごじゅういちがたごひゃくじゅうごごうじょうききかんしゃ) |
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数量 | 1両 |
所在地(住所) | 水戸市千波町3077 |
管理者 | 水戸市 |
認定区分 | 水戸市地域有形文化財 |
文化財種別 | 歴史資料 |
認定日 | 令和6年3月22日 |
本資料は、日本国有鉄道(以下「国鉄」という。)が製造していたD51形蒸気機関車です。同形式機関車は、主に貨物牽引用として昭和11(1936)年から1,115両製造されました。
当該機は、昭和16(1941)年、当時の国鉄大宮工場(現さいたま市)で製造されたもので製造番号は「515」です。昭和23(1948)年7月に水戸機関区に所属、同33(1958)年2月に大宮機関区へ転属するまで常磐線で運用されていました。
昭和45(1970)年、水戸機関区の蒸気機関車が廃止されると、水戸市は国鉄に要望し、当該機の貸付を受け、翌年8月18日に現在の場所に展示され現在に至ります。11月27日には、保存活動を行うことを目的として「デゴイチを守る会」が設立され、今日まで機体の維持管理、周辺清掃などのほか、写生大会をはじめとする広範な普及活動を積極的に行っています。
関連:千波公園のデゴイチ(D51形蒸気機関車)とデゴイチを守る会(水戸市ホームページ)
同形式機関車は、そのほとんどが静態保存であるものの、全国で100両以上が現存しています。したがって、機関車自体が稀少とは言えませんが、電化以前の常磐線で実際に活躍し、地域の発展に大きく寄与した同形式機関車では唯一の車両であり、常磐線の歴史を物語る現物資料として高い価値を有しています。
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