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内原郷土史義勇軍資料館 令和8年度企画展
「水戸南飛行場と戦後開拓」
今から86年前の昭和15年夏。日本が戦争に突き進んでいく中、水戸吉田が原(現在の水戸市元吉田町・酒門町・吉沢町)に、陸軍の重要施設が建設されました。それが「陸軍航空通信学校」です。同学校は、戦争遂行において暗号通信の必要性が増す中、陸軍の航空通信士を養成する国内唯一の施設として設立され、同20年5月には水戸教導航空通信師団に改編、水戸唯一の師団本部が置かれました。
同学校には、広大な飛行場が設置されていました。それが「水戸南飛行場」です。飛行場の範囲は東西約2.5キロ、南北約1.4キロ。この広大な飛行場は、戦後、国内各地の農村や旧満州からの引揚者の開拓地として充てられ、戦争で苦難を強いられた人々の「戦後」の喜怒哀楽を体現する地でもありました。
市内の戦争関連施設の多くは、戦後の開発等によって壊され、当時の面影をとどめていません。一方、水戸南飛行場跡は戦後、開拓地に転用されたことから、飛行場の範囲が街区としてほぼ完全に残っています。上空から見ると、周囲とは全く異なる跡地の区画をくっきりと観察できます。そして、開拓者が今でも飛行場跡地に居住し、当時の記憶を伝えていることも重要です。土地としての戦争遺跡と、記憶としての開拓者。戦後80年そして昭和100年を経た今、土地と記憶の両方が残っていることは、奇跡としか言いようがありません。
しかし、飛行場の存在も、開拓地となった歴史も、市民にほとんど知られていないのが現状です。そして開拓者も世代交代が進み、現地においても記憶の希薄化は加速度的に進行しています。
こうした中、義勇軍資料館は、市民活動団体の水戸まちづくりの会及び飛行場跡地に入植した拓友会との協働により、水戸南飛行場と戦後開拓の記憶や関連遺品を発掘・記録化する取組を推進しています。本展覧会は、その成果の発表の場です。
市内に残る数少ない戦争遺跡の一つである水戸南飛行場の歴史と、戦後開拓の歩みをたどり、水戸の戦中・戦後を振り返ります。
会期:令和9(2027)年1月9日(土曜日)~3月22日(月曜日)
会場:水戸市内原郷土史義勇軍資料館(水戸市内原町1497-16)
開館時間:午前9時~午後4時45分
休館日:月曜(月曜休日の場合は翌日)
主催:水戸市内原郷土史義勇軍資料館、拓友会、水戸まちづくりの会
後援:調整中
水戸南飛行場とは何だったのか?なぜ跡地を開拓したのか?戦中・戦後の史実と戦争遺跡としての価値を語り合います。
▼日時:令和9年1月23日(土曜日)13時00分~17時00分
▼場所:吉田市民センター ホール
▼パネリスト:
伊藤純郎(筑波大学名誉教授)
石井 裕(茨城県教育庁文化財保護主事)
鈴木祐志(水戸まちづくりの会副代表)
▼コーディネーター:
関口慶久(水戸市内原郷土史義勇軍資料館長)
▼定員:100名(先着順、申込不要)
▼参加費:無料
水戸南飛行場跡地にある基地の痕跡をたどり、飛行場の歴史を歩いて学習します。
▼日時:令和9年3月6日(土曜日)、3月13日(土曜日)9時00分~12時00分
▼定員:各日20人(事前申込のうえ抽選)
▼申込方法:まだ申込前です。申込方法は後日お知らせします。
▼参加費:200円
▼足腰に自信のある方
展覧会の見どころを、本展企画者が交代で解説します。
▼日時:
・令和9年1月16日(土曜日)11時00分~12時00分 斉藤正美・佐藤賢一(拓友会)
・令和9年2月20日(土曜日)11時00分~12時00分 関口慶久
・令和9年3月22日(月・祝)11時00分~12時00分 鈴木祐志
▼場所:水戸市内原郷土史義勇軍資料館
▼定員:なし(申込不要)
※順次更新します