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-両市の発展につながる友好交流の促進に向け- 台南市と友好交流都市の締結に調印
水戸市長を団長とし,水戸市議会議員,市民の方々などで構成する総勢71名の台南市友好交流都市締結使節団が,11月21日(木曜日)から24日(日曜日)にかけて台南市を訪問しました。
訪問2日目となる11月22日(金曜日)午後2時30分から,友好交流都市締結の調印式が,黄偉哲(こう いてつ)台南市長をはじめとする両市関係者立会いの下,台南市庁舎において開催され,無事に調印が行われました。
水戸市と台南市の友好交流推進に関する協定書 [PDFファイル/415KB]
水戸市長コメント
台南市とは,本市出身の故杉浦茂峰(すぎうら しげみね)氏が,飛虎将軍として長年にわたり手厚くおまつりいただいていることを御縁に,こどもたちのスポーツを通した相互交流など,市民レベルの交流が進められてまいりました。
今回の締結に際しましては,黄偉哲台南市長や邱莉莉(きゅう りり)台南市議会議長をはじめ,これまで両市の友好交流に御尽力くださいました関係者の皆様に感謝申し上げます。
本市といたしましても,台南市との友好交流都市締結を契機に,これまで積み重ねてきた交流に加え,こどもたちの国際教育の充実や観光交流の促進など,両市の発展につながる友好交流の取組も進めながら,台南市との友好関係をさらに深めてまいります。
黄台南市長コメント
本日の締結を契機に,文化,歴史,農産物による交流を進めていきたい。
また,この締結を記念して,11月21日付けで,飛虎将軍廟が所在する安南区の道路に「水戸街」を命名しました。
「飛虎将軍」について
本市出身で,日本海軍の兵曹長だった「杉浦茂峰」氏は,1944(昭和19)年10月,台南市上空で撃墜され,海尾(かいび)の集落を避けて,畑の中に落ちて戦死したとされています。
第二次世界大戦後,海尾の集落において,自分の生命を犠牲に集落を守った恩人として,1971(昭和46)年に杉浦氏をまつるために祠を建設し,1993(平成5)年には台南市海尾朝皇宮(かいびちょうこうぐう)管理委員会において廟に建て直され,現在も地元の守り神として地元住民により手厚くまつられています。