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水戸黒

ページID:0003934 更新日:2025年4月1日更新 印刷ページ表示

「水戸黒」とは

 水戸藩には寛文年間(1661年~1673年)から「水戸黒」と称する染物がありました。
 黄門さま(水戸藩二代藩主徳川光圀公)も愛用したといわれ、御用紺屋だった亀屋清兵衛(益子家)は、藩主や家臣たちの着用する黒紋付羽織など黒染めを得意としていました。
 藍を下地にした「水戸黒」は青みをおびた深みのある黒が特徴で、その色合いは、「水戸公の羽織は千代田城の金屏風によく映える」と賞され、羽織での江戸城参内を許された副将軍が代々自慢にしていたといいます。しかし、大正に入り、輸入された化学染料の普及に押されて消滅していきました。
 昭和50年頃、亀屋の子孫で市内在住の益子家12代栄寿さん(故人)が、水戸黒の再現に取り組み、笠間市の染色家阿部忠吉さん(故人)が継承していましたが、その後、水戸黒の技術は途絶えてしまいました。
 このような中、水戸市において市内の染物店(阿波屋染物本店と大谷屋染工場)に協力を依頼し、水戸黒を復活させています。現在、両染物店において、伝統技術の継承に取り組んでいます。


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