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名称 |
獨杯集(どくはいしゅう) |
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所在地 |
水戸市大町3-3-20 |
管理者 |
水戸市(寄託) |
年代等 |
江戸時代 |
指定区分 |
市指定 |
指定年月日 |
平成25年2月8日 |
員数 |
4冊 |
獨杯集は、江戸時代後期、塩崎村の芦葉斎喜燕(ろようさいきえん)が自らの作品を編集した句集です。喜燕こと吉川吉右衛門(よしかわきちえもん)は、塩崎村の庄屋の生まれで、遅月系の雅言堂滝江(がげんどうたきえ)に師事して俳諧をおさめました。獨杯集は、それぞれ天(てん)・地(ち)・玄(げん)・黄(こう)と題された4冊からなり、計1090句が収められています。
水戸地方の俳諧は、文化文政期に盛行しましたが、その中心の一人であった遅月上人の弟子、雅言堂滝江が編集した「俳諧常陸千題(はいかいひたちせんだい)」が文化六年に出版され、この「俳諧常陸千題」には、喜燕の句が71句と、滝江に次いで最も多く収められるなど、喜燕の句が非常に高く評価されていたことがうかがえます。
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