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名称 |
鰐口 如意寺、嘉暦三年在銘 |
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所在地 |
水戸市緑町2-1-15 |
管理者 |
茨城県立歴史館 |
年代等 |
鎌倉時代 |
指定区分 |
県指定 |
指定年月日 |
平成16年1月8日 |
員数 |
1口 |
総径33.5cm、面径28.5cm、総厚12.3cm、肩厚5.5cm、撞座径は6.6cmです。元如意輪寺に伝来したもので鋳造銅製です。中央に円形素文の撞座を据え、その外側に一条と三条の圏線をめぐらし、縁にも三条の紐をつくっています。肩は厚く角張り、中央の鎬も高くなっています。両肩左右の耳、大きく出た目はともに丸形に鋳出されています。口唇は厚く唇先は角張っていますが、その出は耳・目に対して小さくなっています。総体的に肩の厚さと肉厚が目立ち、簡素ながら年紀と即応しています。鋳技の点でも前後の合せ型が鋳造時にずれたらしく、肩部分にはバリと湯流れが残り、鋳放しに近い豪放さがみられます。
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