ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

本文

鰐口 如意寺、嘉暦三年在銘

ページID:0006073 更新日:2022年8月1日更新 印刷ページ表示

鰐口如意寺嘉暦三年在銘1鰐口如意寺嘉暦三年在銘2

名称

鰐口 如意寺、嘉暦三年在銘
(わにぐち にょいじ かりゃくさんねんざいめい)

所在地

水戸市緑町2-1-15

管理者

茨城県立歴史館

年代等

鎌倉時代

指定区分

県指定

指定年月日

平成16年1月8日

員数

1口

 総径33.5cm、面径28.5cm、総厚12.3cm、肩厚5.5cm、撞座径は6.6cmです。元如意輪寺に伝来したもので鋳造銅製です。中央に円形素文の撞座を据え、その外側に一条と三条の圏線をめぐらし、縁にも三条の紐をつくっています。肩は厚く角張り、中央の鎬も高くなっています。両肩左右の耳、大きく出た目はともに丸形に鋳出されています。口唇は厚く唇先は角張っていますが、その出は耳・目に対して小さくなっています。総体的に肩の厚さと肉厚が目立ち、簡素ながら年紀と即応しています。鋳技の点でも前後の合せ型が鋳造時にずれたらしく、肩部分にはバリと湯流れが残り、鋳放しに近い豪放さがみられます。

※当ホームページに掲載されている全ての画像の複製・転載・流用・転売・複写等はご遠慮ください。
 ご利用される場合は、水戸市教育委員会事務局教育部歴史文化財課までご連絡をお願いします。