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水戸城大手門復元整備工事の進捗状況を公開します
1月に入り、大手門周辺の舗装が完了しました。周辺の舗装も大手門下部と同様に当時の土に見えるような舗装を施しています。
また、夜間用のライトアップの調整を行いました。ライトアップされる大手門は明るい時間とはまた違う良さがあります。公開されましたら夜間のパターンも是非ご覧ください。
その他に、車両進入禁止エリアを明示するため木柵を設置いたしました。大手門開放後は、車両の通行ができなくなり、自転車やバイクは押し歩きにて通行可能となりますのでお気を付けください。
仮設通路の解体等は残りますが、これにて水戸城大手門復元整備は完了となります。2月4日には大手門完成式典が行われ同日午後からは一般開放となりました。
【写真1】大手門周辺の舗装完了
【写真2】大手門ライトアップ(表面)
【写真3】大手門ライトアップ(裏面)
【写真4】木柵設置(大手橋側)
【写真5】木柵設置(附属小学校側)
12月に入り、引き続き外構工事が進んでおります。大手門の下部については、当時のような土に見えるような舗装を施しています。また、瓦塀の屋根が葺きあがり、一部の遺構が見えるようにガラス張りになっている部分なども完成し、竣工が近づき工事も大詰めを迎えています。
皆さまに見学していただくまでもう少しです。
【写真1】瓦塀屋根瓦葺き完了
【写真2】大手門下部舗装
【写真3】大手門外構部
【写真4】瓦塀遺構展示部
11月に入り、外構の路盤工事が始まりました。砕石が入り着々と竣工が近くなってきました。
また、練塀部分の屋根工事ですが、全面に平瓦が葺かれました。
【写真1】路盤砕石敷込状況。
【写真2】練塀屋根。(瓦)
10月に入り、本格的に外構工事が始まりました。道路の縁石が施工され、これから路盤の工事が始まります。
その他にも、練塀部分の屋根工事なども同時に行われ、皆さまが通行出来るまであと少しです。
【写真1】縁石施工中。
【写真2】練塀屋根施工中。
9月30日、ついに大手門が完成しました!足場が外れた姿は圧巻です。
今後は、大手門周辺の道路工事に取りかかるため、まだ大手門の通行はできません。ですが、大手門の壮観な姿を見ていただくことはできるので、ぜひ現地に足を運んでください。
【写真1】大手門完成(大手橋側から)。
【写真2】大手門完成(二の丸側から)。
【写真3】大手門番所の階段。壁に見えるのが当時を再現した階段。
【写真4】大手門2階内部。
8月25日に工事現場見学会を開催し、97人が参加しました。参加者は、大手門の工事現場の足場に上り、大手門二階屋根部分など完成後は間近で見ることができないところを興味深そうに見学していました。
【写真1】大手門1階大扉前で説明。
【写真2】実際に使用した屋根の部材。
【写真3】実際に使用した材料。
【写真4】実際に使用した鬼瓦と同じ大きさの鬼瓦。
【写真5】見学中。二階屋根部分が見えるところまで上りました。
【写真6】見学中。鬼瓦・鯱瓦も間近で見学。
大手門本体工事も残すところ左官作業のみとなり、二階外側壁の漆喰塗りが行われました。また、1階庇の瓦の目地漆喰塗りや大手門に取り付く練塀の作業も順調に進んでいます。
【写真1】二階壁の漆喰塗り作業中。
【写真2】漆喰塗り完了。白い壁が眩しいです。
【写真3】目地漆喰塗り。
【写真4】目地漆喰塗り作業中。一度乾かした後に、再度塗っていきます。
【写真5】練塀の作業中。
【写真6】練塀の大手橋側。
左官工事が順調に進んでいます。1階庇の瓦には、目地漆喰を施すため作業が始まっています。
また、二階の壁の内側は板壁になるため、土壁の上に板が張られました。外側は、漆喰塗りとなるため、土壁の塗りなおし・乾燥をしています。
さらに、大手門に取り付く練塀の作業も始まりました。
【写真1】1階屋根部分。目地漆喰塗り作業が始まりました。
【写真2】目地漆喰塗り作業中。
【写真3】2階内側壁。板張りの壁になりました。
【写真4】2階外側壁。乾燥中、来月からいよいよ漆喰塗りが始まります。
【写真5】練塀の作業開始。
【写真6】練塀の作業開始。このような形になります。
屋根工事も終盤に差し掛かってきました。大手門本体に葺かれる瓦がすべて葺き上がり、瓦の漆喰塗りが始まりました。
また、安全のため大手門には避雷針を設置することになっており、屋根の一番上に取り付けられました。
さらに、二階の土壁は荒打ち作業が終わり、左官での作業が進んでいます。
【写真1】屋根の雀口の漆喰塗り状況。細かい作業です。
【写真2】屋根の箱棟の漆喰塗り完了。
【写真3】避雷針設置完了。
【写真4】土壁左官作業状況。熟練の技を感じます。
【写真5】壁に使用している土。わら等を混ぜ、数か月寝かしたものです。
【写真6】土壁塗り完了。その後、乾燥します。
3月から始まった瓦葺き作業もいよいよ終盤に差し掛かり、鯱瓦が屋根へ。約50キログラムの鯱瓦を職人3人がかりで運び、取り付けました。
また、大手「門」といえば、扉です。ついに、大手門の顔ともいえる大扉が取り付けられました。
【写真1】平瓦・丸瓦の状況。
【写真2】鯱瓦の取付状況。この一対しかないため、慎重な作業が行われました。
【写真3】鯱瓦取付完了。
【写真4】大扉。職人の巧みな技で作り上げられました。
【写真5】大扉の取付状況。一部は人力での作業となりました。
【写真6】大扉取付完了(大手橋側から)。