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水戸城二の丸角櫓復元及び土塀整備工事の進捗状況を公開します。
7月となり、二の丸角櫓の本体工事はほぼ完了し、外部に覆っていた足場が解体されました。解体することにより、水戸駅北口ぺデストリアンデッキから二の丸角櫓が見えるようになったため是非ご覧ください。
今後の工事は、土塀の漆喰塗りや細かな部分の作業を完了させ、外構工事に移ります。
6月に入り、左官工事では外壁の漆喰仕上げ作業が行われました。外壁部分が土壁から漆喰へ変わる姿は圧巻で、完成までもうすぐだと感じさせられました。今回の施工で使用されている漆喰は現場でツノマタという海藻を煮る作業から始まり、スサという繊維質の材料を加え攪拌し、その後貝灰を加え攪拌、そして最後に石灰を加え攪拌する工程を行いとても手間をかけて作成されました。
また土塀工事では、先月に引き続き瓦葺きが行われ、壁部は漆喰を塗るための下地を施工しています。
※旧水戸城大手門等復元整備一枚瓦城主の瓦への記名は5月末をもちまして終了いたしました。ご賛同頂いた方々には心より感謝申し上げます。
なお、現在瓦への記名は終了してしまいましたが、寄付金の募集は継続しており、ご寄付頂きました方全員のお名前を「芳名帳」に記載し永年保存させていただき、特典を送付させて頂いております。
5月に入り、二の丸角櫓の外部では、軒部分の漆喰塗りが始まり見た目も完成へ着々と近づいています。内部では、2階へ上がるための階段が設置され、土壁部分もきれいになっています。
土塀については、先月に続き西側の瓦葺きが行われ、側面の板張り作業も同時並行で行われています。また、水戸第2中学校側の土塀も基礎が出来上がりました。
4月に入り、3月に引き続き工事をしている二の丸角櫓は瓦がほぼ葺き終わり、壁については中塗りという工程に移りました。目で見ても分かるほど壁に厚みが出てきました。
同時並行で工事している土塀については、継続して板張り作業を行い、そしてついに皆様に記名していただきました桟瓦が葺かれ始まりました。
※現在発生している新型コロナウイルスの感染状況を受け、参加者及び関係者の安全を第一に考慮した結果、令和2年6月7日(日曜日)に予定していた水戸城二の丸角櫓復元及び土塀整備工事現場説明会を中止とすることと致しました。
開催を楽しみにしてくださった皆様には、ご迷惑をお掛けしますが、ご理解をいただきますようお願い申しあげます。
※現在、葺かれている土塀の瓦は5月末まで銀行振り込みにて受け付けております。新型コロナウイルスの感染を鑑み代理記名になります。