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木造 釈迦如来坐像

ページID:[[open_page_id]] 更新日:2022年8月1日更新 印刷ページ表示

釈迦如来坐像

名称

木造 釈迦如来坐像
(もくぞう しゃかにょらいざぞう)

所在地

水戸市緑町2-1-15

管理者

茨城県立歴史館(寄託)

年代等

鎌倉時代

指定区分

県指定

指定年月日

昭和35年12月13日

員数

1軀

 一木造(いちぼくづくり)、彫眼、漆箔(しっぱく)(素地)で、像高71.7cmです。ヒノキ材を用い、構造は頭・体部を右肘および両手首(後補)をのぞき、一材彫成、両足部に裳先(もさき)共彫りの一材を矧寄(はぎよ) せるほか、内刳(うちぐ) りもない古様な技法です。現在、漆箔はほとんど剥落して素地を表わしています。
 像は低平な肉髺部(にっけいぶ)や鉢の張った地髪、波形の髪際線(はつさいせん)などの頭部の形や面長の面相に鎌倉時代の特色がみられますが、その古様な技法や浅い衣丈の掘り口、とくに簡略化された両足部などの衣丈表現に地方作風が顕著で、鎌倉時代、13世紀後半頃の当地方の仏師の制作と考えられます。

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