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木造 阿弥陀如来脇侍三尊像

ページID:[[open_page_id]] 更新日:2022年8月1日更新 印刷ページ表示

阿弥陀如来脇侍三尊像

名称

木造 阿弥陀如来脇侍三尊像
(もくぞう あみだにょらいきょうじさんぞんぞう)

所在地

水戸市緑町2-1-15

管理者

茨城県立歴史館

年代等

鎌倉時代

指定区分

県指定

指定年月日

昭和47年12月18日

員数

3軀

 一木造(いちぼくづくり)、彫眼、古色で、像高中尊50.6cm、観音36.2cm、勢至36.0cmです。三尊ともヒノキ材の一材彫成です。中尊阿弥陀如来は来迎印を結び、両脇侍(りょうきょうじ)のうち観音菩薩は蓮台を捧げ、勢至菩薩は合掌して腰膝をかがめて、ともに後補の雲足付の蓮華座に立つ来迎阿弥陀三尊像です。中尊阿弥陀如来像の体内腰部内刳(うちぐ) り部分に「建長八年九月十一日/大仏」の墨書銘があり、建長8(1256)年は制作年代を示すものと考えられます。
 中尊の低平で下拡がりの肉髺部(にっけいぶ)の形や、両脇侍の高い髺(もとどり)などは、鎌倉時代中期の特色ですが、小像とはいえ、一木造の構造とともにその表現は古様な像といえます。この時代の基準作例の一つとして注目されます。

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