本文
名称 |
密教法具(みっきょうほうぐ) |
---|---|
所在地 |
水戸市六反田町767 |
管理者 |
六地蔵寺 |
年代等 |
鎌倉時代~江戸時代 |
指定区分 |
県指定 |
指定年月日 |
昭和50年3月25日 |
員数 |
23口 |
六地蔵寺密教法具は、主に灌頂(かんじょう)法具として用いられたものと思われます。独鈷杵(どっこしょ)、三鈷杵(さんこしょ)、五鈷杵(ごこしょ)、宝珠杵(ほうじゅしょ)などの、心中の煩悩を打ち破る意味で用いる金剛杵(こんごうしょ)、仏の説法(転法輪てんぽうりん)が衆生の迷いを打ち砕く徳になぞられて使用される輪宝、修法壇の四方に置いて修法の成就をはかる羯磨(かつま)、無智の膜を去り仏心眼を開かしめる意味で用いる金碑(こんぺい)などからなります。密教法具は一般に鋳銅製ですが、六地蔵寺法具中には、特に灌頂法具としての特色を示す木製の法具が含まれています。これらは、同寺における活発な事相の相承を物語るもので貴重です。制作年代は銅宝珠杵一口が鎌倉時代の品であるほか、大部分が室町時代ですが、一部江戸時代制作のものを含んでいます。
※当ホームページに掲載されている全ての画像の複製・転載・流用・転売・複写等はご遠慮ください。
ご利用される場合は、水戸市教育委員会事務局教育部歴史文化財課までご連絡をお願いします。