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事務棟
講義棟
名称 |
満蒙開拓幹部訓練所 事務棟・講義棟 (まんもうかいたくかんぶくんれんじょ じむとう・こうぎとう) |
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数量 | 2棟 |
所在地(住所) | 水戸市鯉淵町5965 |
管理者 | 公益財団法人農民教育協会鯉淵学園農業栄養専門学校 |
認定区分 | 水戸市地域有形文化財 |
文化財種別 | 建造物 |
認定日 | 令和4年3月22日 |
満州に移住する農家の指導者を養成する施設として、昭和14年(1939)に建設されました。当時はこの2棟の間に、「大講堂」という訓練所のシンボルとも言うべき建物がありましたが、太平洋戦争末期の昭和20年(1945)、空襲の目標となる恐れから解体されました。
両棟とも平屋建て、屋根は切妻造、桟瓦葺で、建物桁行中央に土間通路を設け、どちらも大講堂正面に出入りできる平入り構造でした。桁行17間(31.9m)、梁間3間(7.2m)で、建物片面に廊下を設ける教室形式は明治以降の学校建築の形式を踏襲しています。
満州開拓に関する現存建造物は国内にもあまり例がなく、貴重な文化財です。
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