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銅板貼山伏笈

ページID:[[open_page_id]] 更新日:2022年8月1日更新 印刷ページ表示

銅板貼山伏笈の画像

名称

銅板貼山伏笈
(どうばんばりやまぶしおい)

所在地

水戸市六反田町767

管理者

六地蔵寺

年代等

安土桃山時代

指定区分

県指定

指定年月日

昭和50年3月25日

員数

1基

 総高81.5cmで、四脚式箱形で正面全面に銅板を貼る山伏笈です。上部の山形には将軍地蔵を中心に左右に不動明王、烏天狗(からすてんぐ)、毘沙門天(びしゃもんてん)、竜樹菩薩(りゅうじぼさつ)を毛彫り、袋戸は日輪の団円をつけ、中央に役行者(えんのぎょうしゃ)、左右に幡を持った童子と天狗を配しています。扉は左右に五重塔をあらわし、菩薩、飛天(ひてん)を添え、その他蝶番(ちょうつがい)金具、小脇板、ケンドン板、腰嵌めなどにも牡丹文や梅、松、藤、鹿、小鳥、蓮池遊禽(れんちゆうきん)、梅に鶯(うぐいす)などの風情を盛っています。両側面は脇扉を備えていますが、背面とともに杉材製の素地のままで装飾はありません。背面に「天正十八年/十一月十一日」の年紀を含む墨書銘があり、この笈の制作年代の下限を知ることができ、基準資料として貴重な遺品です。

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