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銅印

ページID:[[open_page_id]] 更新日:2022年8月1日更新 印刷ページ表示

銅印1銅印の画像

名称

銅印(どういん)

所在地

水戸市緑町2-1-15

管理者

茨城県立歴史館

年代等

平安時代

指定区分

県指定

指定年月日

平成4年1月24日

員数

1顆

 この銅印は、那珂郡大宮町(現常陸大宮市)小野遺跡から出土したもので、「丈永私印」の4文字を2字2行に配し、四周に輪郭を施しています。印面は縦3.4cm、横3.22cm、全高3.7cmで、鶏頭状の大きな莟鈕(がんちゅう)を付け、4mmほどの鈕孔がみられます。小野遺跡は、那珂川と緒川の合流点よりやや下流の標高60mほどの那珂川左岸台地上に位置し、奈良・平安時代の遺物が多く「丈部里」と箆書(へらがき)された文字瓦の出土も知られています。「丈永私印」は、この地に居住した丈部の私印であったと思われますが、「永」はこの私印を用いた人物の初字とみられ、この地方の有力な豪族として郡司層に結びつく人物であったと考えられます。

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