本文
名称 |
唐本一切経(からほんいっさいきょう) |
---|---|
所在地 |
水戸市緑町2-1-15 |
管理者 |
茨城県立歴史館(寄託) |
年代等 |
鎌倉時代 |
指定区分 |
県指定 |
指定年月日 |
昭和42年11月24日 |
員数 |
2帖 |
笠間の地を領した藤原姓宇都宮氏の一族笠間時朝(ときとも)が、建長7(1255)年に、常陸一の宮鹿島神宮に奉納した宋版一切経の一部です。宋版一切経は中国宋時代につくられた大蔵経典であり、当時、わが国の入宋僧たちによって多数持ち帰られました。
時朝は鎌倉幕府御家人で、武人であると同時に歌人としても知られ、自ら歌集をつくるなど京風に心を寄せました。また、公家の信仰に近づき、京都の三十三間堂の再興には、千手観音2軀を寄進するなど、すぐれた文化人でした。
※当ホームページに掲載されている全ての画像の複製・転載・流用・転売・複写等はご遠慮ください。
ご利用される場合は、水戸市教育委員会事務局教育部歴史文化財課までご連絡をお願いします。