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名称 |
大根むき花(だいこんむきばな) |
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所在地 |
水戸市元石川町 |
保持団体 |
大根むき花保存会 |
年代等 |
明治時代 |
指定区分 |
市指定 |
指定年月日 |
昭和50年6月19日 |
水戸市元石川町に古くから伝わるもので、一本の大根を材料に、一丁の包丁だけでボタン、キク、アヤメ、ツバキなどの花を実物そっくりに作り出す珍しい民芸です。結婚披露宴などの祝いの座敷に飾られ、現代まで伝えられてきました。この技術を修得するには「水むき3年、花8年」といわれているように、かなりの修練が必要です。
大根むき花の始まりについては、明治21(1888)年、手子后(てごさき)神社に奉納された絵馬が手がかりになります。絵馬には、師匠の郡司助と門人12名の名が連ねられ、文政2(1819)年生まれの郡司助が古希を迎えた年に鎮守に奉納したと見られます。この絵馬から大根むき花は、百数十年の伝統をもつものと考察されます。
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