本文
名称 |
太刀(銘則包作 附糸巻太刀拵) |
---|---|
所在地 |
水戸市緑町2-1-15 |
管理者 |
茨城県立歴史館(寄託) |
年代等 |
鎌倉時代 |
指定区分 |
国指定 |
指定年月日 |
明治44年4月17日 |
鎌倉時代中期の備前福岡一文字派の名工、則包作の数少ない作刀の一つです。この太刀は、徳川家康の佩刀で、水戸藩祖頼房に譲られ、頼房から東照宮に寄進されたものです。太刀は鎬造り(しのぎづくり)庵棟(いおりむね)、猪首(いくび)、刃紋は丁字乱れ(ちょうじみだれ)、鍛えは板目、目釘穴二個、佩表茎に「則包作」の銘があります。拵えは黒塗菊桐文高蒔絵の鞘、柄は茶糸菱巻、渡巻は金襴の糸巻太刀拵えで総金具は赤銅魚々子(しゃくどうかなこ)地に金小縁(きんこべり)をつけ、金高彫りの菊桐文散らしです。刃長は76.7cmで、反りは3.0cmです。
※当ホームページに掲載されている全ての画像の複製・転載・流用・転売・複写等はご遠慮ください。
ご利用される場合は、水戸市教育委員会事務局教育部歴史文化財課までご連絡をお願いします。