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総毛引紅糸威胴丸具足

ページID:[[open_page_id]] 更新日:2022年8月1日更新 印刷ページ表示

総毛引紅糸縅胴丸具足

名称

総毛引紅糸威胴丸具足
(そうげびきくれないいとおどしどうまるぐそく)

所在地

水戸市緑町2-1-15

管理者

茨城県立歴史館(寄託)

年代等

江戸時代

指定区分

県指定

指定年月日

平成10年1月21日

員数

1領

 総毛引紅糸威胴丸具足の兜は、四十八間総覆阿古陀形筋兜で室町時代の優品を利用し、大型の三葉葵紋をすえています。胴は本木礼(ほんこざね)紅糸毛引威、前立拳(まえだてけん)三段後立拳四段の精緻堅固な作りで、徳川家康着用の遺品として、水戸藩初代頼房が奉納したと伝えられ、奈良の具足師岩井与左衛門の作銘があります。
 総体に、当時の趣向をよく示すとともに威儀化の様相を示し、将軍の着料にふさわしい品位を誇るものといえます。また、随所に徳川家お抱えの具足師岩井派の特色と、近世前期の様式をよく伝え、初代将軍家康着用の所伝をうなずかせる堂々たる風格と格式を備えた具足です。

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