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向井町の散々楽

ページID:[[open_page_id]] 更新日:2023年3月23日更新 印刷ページ表示

向井町の散々楽
向井町の散々楽

名称

向井町の散々楽(むかいちょうのささら)
保持団体 向井町散々楽保存会
認定区分 水戸市地域民俗文化財
文化財種別 無形民俗文化財
認定日 令和5年3月23日

 江戸時代の水戸東照宮の祭礼や、明治23年の明治天皇水戸巡幸でも上演の記録が残る、由緒ある民俗芸能です。一説には、台渡里(渡里町)に在住した豪族・一盛長者に起源を求められるとも伝わります。

 竹竿の先端につけた獅子の人形が舞う「棒ささら」と呼ばれる形式で、これは全国でも茨城県内に伝わる数例しか確認されていません。

 上演内容は、親である雄獅子・雌獅子と児獅子の3体が登場し、突如神隠しに遭い行方不明となった我が子を探し回る父母のもとに、児獅子が無事に戻ってきて睦み合う、家族愛を中心テーマとしたものです。高さ2.2mの底抜け屋台の中で、3人の演技者それぞれが、獅子の付いた重さ15kgにもなる竹竿を操り、時に激しく動くため、演技には熟練が求められます。

 毎年11月3日、元山町の別雷皇太神例大祭において演舞が奉納されます。以前は神幸行列に供奉していましたが、屋台の大きさから移動が困難になり、現在は別雷皇太神境内において上演されています。

 全国的にも稀な棒ささらの形式であるとともに、史料上遅くとも江戸時代には上演記録が残り、現在まで地元住民によって連綿と受け継がれてきた、地域色豊かな民俗文化財です。

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